「リターン・トゥ・ホグワーツ」って総集編?
なんて思って見ないでいると損しちゃいます。
ハリーポッターの「リターン・トゥ・ホグワーツ」はハリポタ映画を見たなら、絶対に見てほしい映像作品です。
特に、ハリーポッターと一緒に大人になった「今の大人」だからこそ、胸に迫るものがあるのがこの「作品」。
見た後に、改めて「ハリーポッター」映画を見直したくなる「リターン・トゥ・ホグワーツ」。
U-NEXTでは、同窓会「リターン・トゥ・ホグワーツ」が見放題の対象になってるので、まだU-NEXTに登録したことないよーということなら、無料トライアルで31日間で見ちゃうのが1番おすすめ。
この記事では、その魅力と見る方法を紹介します。
同窓会の招待状を受け取ったハーマイニーが、大広間の扉を開けると・・
繰り広げられる物語にわくわくした小さな頃のあの感情が蘇ります。
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ハリーポッター20周年を記念した「ハリポタ同窓会」
ハリーポッター、「リターン・トゥ・ホグワーツ」は、「賢者の石」公開から20周年を記念して製作された映像作品です。
1時間43分と映画ばりの長編作品。
ハリーやハーマイオニー、ロンなど主要なキャラクターを演じた俳優や、歴代の監督たちなど多くの人が、ホグワーツ魔法学校でおしゃべりする、
まさに「同窓会」な内容になっています。
もちろん映画の印象的なシーンも出てきますが、出演者たちのおしゃべりに合わせて自然に散りばめられているので、「ただの総集編」なんてものではありません。
出演者や監督、それぞれがどんな思いを抱えて、この長い長い物語に向き合ってきたのかが、まっすぐな言葉で語られます。
子供の頃の自分を、大人になった今、振り返りながら見つめ直す、そんな「物語」。
シリーズ最終作が公開されたのは、2011年。
公開直後ではなく、最終作から10年以上が経った今だからこそ聞ける話、今聞くからこそ価値のある話がたくさん。
そして、スタートから今日までに亡くなってしまった俳優たちの追悼も含まれています。
当時子供達だったハリーやロンを演じた、ダニエルやルパート。
「実は、相当な大物役者を相手に演技をしていたことに後から気づいた」と作品の中で話しているのですが、それは見ている私たちも同じ。
小さな頃にこれだけの作品の世界を当たり前に見せてもらえたことを改めて教えられ、感謝が溢れて止まりませんでした。
そんな「ハリー」たちの成長に「自分自身」の成長を重ねる『同窓会』が「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」です。
ハリーポッターと一緒に大人になった私たち
ハリーポッターの第1作目「賢者の石が」が公開されたのは2001年。
私は13歳でした。
そして2011年の最終作では23歳。
それだけ長い年月を1つのシリーズで、しかも同じ俳優が演じてくれたのが「ハリーポッター」です。
見ている方が歳を重ねたということは、当然、俳優さんたちも歳を重ねている。
ハリーは物語の中で7年を過ごしますが、実際の役者さんたちは小さな子供から立派な青年になっていきます。
ハリーの成長と共に、たくさんのキャストが大人に成長していく過程を見せてもらえた。
ハリーポッターは実はそんな「成長の物語」だったと気づかされます。
幼い子供から大人になる大切な時期。
同じ10年間でも大人のそれとはずいぶん違います。
だって中学生が社会人になってますから。
そんな時期をハリーたちキャストは、「ハリーポッター」という映画の中で過ごし、その姿を私たちに見せてくれた。
作品の中で、降板しようかと思った・・という話が出てきます。
怖いもの知らずで飛び込んだ世界が、思いの外長く、そして人生はもっと長く。
そこにそれぞれが悩んで、考えて、それでもなお、最後まで演じ続けてくれた。
自分の人生と重ねて、改めて感謝の気持ちが溢れます。
あの頃子供で、ハリーたちと一緒に歳を重ねてきた、そんな気持ちで胸がいっぱいになります。
ハリーポッターは「はみだしもの」の物語
ハリーポッターって一見すると、世界を救う魔法使いのヒーローのお話にも見えます。
多分小さい頃はそう思っていたような気がします。
でも大人になってみると、実はハリーそのものに天才的な能力があったわけではなく、たくさんの人の思いや願いが、ハリーの力になったのだということが分かります。
それに、ハリーや他の登場人物たちも「かっこいい」とは言えないのかも。
本当にかっこよかったのは「セドリック」くらいでしょうか。
みんな自分の心の中に孤独や寂しさを抱えていたり、劣等感を抱えていたりする。
ハリーだって、ダドリーのお下がりのダボダボよれよれ服での登場ですし。
ネビルやルーナも変わり者です。
シリウス、ルーピンも十分に変わり者なのかも。
「自分の居場所」ってどこなんだろう。
そんな幼い頃に抱く不安定な気持ちを、しっかりと受け止めてくれたのが、ハリーポッターの物語だったのだと気付かされます。
悲観的で辛い状況になった時、物語が居場所をくれる。そこで心の休息がとれる。
リターン・トゥ・ホグワーツ
エマ・ワトソンの言葉に、ああ、そうだったのかもしれないな。
あの分厚い本を開くことが、心を休めるための居場所への扉だったのかもしれない。
そんなふうに自分自身を振り返り、ひりっとするのも、この作品の面白さです。
ハリーポッターを通して生まれたもう一つの家族の物語
「リターン・トゥ・ホグワーツ」の魅力は、キャストや監督同士のつながり・絆の深さが見えること。
長い長い作品を長い長い時間をかけて製作すれば、当然一緒に過ごす時間も長くなる。
しかも小さな頃からですから、その絆は本当に家族のよう。
ウィーズリー一家も再び集まりますが、もう本当の家族そのもので、その様子だけで胸が詰まります。
そして、物語では決して叶うことのない、悲しい別れがあった人物との再会も。
なんだか実はその人が生きていて、もう一度再会できたような・・そんな気持ちにさせてくれます。
悪役のベラトリックレストレンジがとても素敵な女性だったり。
ルシウスやヴォルデモートが「人間」だったり。笑
今は当たり前に思っていることも、小さい時には違った見方をしていたんだなと発見があります。
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20年前子どもだった私の「同窓会」でもある
ロンを演じたルパートの言葉に、映画のファンをこう表現しています。
僕たちと共に育ち、苦難を乗り越えた人
リターン・トゥ・ホグワーツ
少しずつ成長していくキャラクターたちと共に、私たちも大人になっていきました。
13歳が23歳になれば、途中でハリポタ自体から離れてしまったりも。
でも30代後半の最近になって、もう一度開いた「ハリーポッター」の世界は、あの頃とは違った表情を見せてくれました。
そしてこの「同窓会」で、出演者の言葉1つ1つに、「ああ、そうだよね」と気づけばうなずいている。
こちらの声はもちろん届かないけれど、その世界の中に確かに自分も「いる」ような、そんな不思議な感覚になります。
それだけ、この長い長い物語は、幼い自分に居場所をくれて、一緒に成長してきたのだと気づきます。
「同窓会」は、もしかしたら、私たちのための同窓会なのかもしれません。
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まとめ
「リターン・トゥ・ホグワーツ」のラストは、あのシーンで締めくくられます。
大好きなシーンも、歳を重ねて大人になればなるほど、そのシーンの意味がわかる。
もっともっと深く理解できる。
あぁ私もよ。と言われているようで。
そんな愛がいっぱい詰まった「同窓会」。
ちょっとハリポタから遠ざかっているなら、ぜひ、立ち寄ってみてほしい・・と心から思います。
映画をもう一度見てみませんか?
「リターントゥホグワーツ」のほかにも関連作品があるので、そちらもおすすめ。
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