ハリーポッターの地上波放送がようやくやってきました!
2025年1月に3作品が放送されます。
1/17(金)ハリーポッターと謎のプリンス
1/24(金)ハリーポッターと死の秘宝PART1
1/31(金)ハリーポッターと死の秘宝PART2
いずれも21時から。
あらすじは他でも散々語られているので、この記事では、大人になったからこそ楽しめるハリーポッターの魅力を紹介します。
▪️5作品目までを復習するなら‥
- 料金重視ならAmazonプライムビデオ
- 関連作品も見たいならU-NEXT
テレビで見れる!2025年1月〜金曜ロードショー放送作品
1/17(金)ハリーポッターと謎のプリンス
1/24(金)ハリーポッターと死の秘宝PART1
1/31(金)ハリーポッターと死の秘宝PART2
2025年に放送されるのは、最終作品までの3作品です。
2025年1月から放送されるのは「結末までの」3作品
2025年1月に金曜ロードショーで放送されるのは、ハリーポッター完結までの3作品です。
個人的には「面白い順番」ベスト2,3が揃ったラインナップです。
ハリーポッターと謎のプリンス
「謎のプリンス」は、実社会での魔法が描かれる作品です。
迫り来る闇の存在を「見て見ぬ振り」をしてきた5作品目までと違って、魔法界全体がそれを受け入れざるをえない状況になっています。
見どころは‥
- 本格的に闇との戦いが始まる
- ヴォルデモートの過去が明らかに
ハリーたちが闘い続ける「ヴォルデモート」の過去が明らかに。
秘密の部屋でもヴォルデモートの過去の姿が登場しますが、この作品に登場するのはそのさらに「前の姿」です。
ハリーと同じように、突然自分が「魔法使い」であることを知ったヴォルデモートは、何を思い、どう動くのか。
そして「誤ち」を犯したとき、人は何を思い、どう向き合うのか。
どう生まれたのかではなく、どう生きたのか、どう生きるのかを問い続けるのがハリーポッターの物語です。
その深さが感じられるのが第6作品目。
死の秘宝PART1,2
ラストへ向けての孤独な冒険の始まりです。
信じていたものが大きく揺らいだ時、そしてその真偽をもう2度と確かめることができないとなったら。
ラストへ続くPART1は、重たくて辛くて悲しい、八方塞がりな冒険の物語ですが、PRAT2でこれまでの全てが繋がっていきます。
繋がっていくのですが、それは「大どんでん返し」とか「衝撃の伏線回収」とかそういう綺麗なつながり方ではありません。
子どもの頃は「何か」を感じながらも、きっとそういう「面白さ」でしかなかったのですが、大人になってから見ると、自分自身の一方的なものの見方とか、凝り固まった正義感とか、
なんだかそういうものを突きつけられていくような、「あのとき何を見ていたの?」と言われ続けるような種明かしがされていきます。
作者の巧みな物語の展開によるところが大きいものの、自分が見えていると思っていたのに、実は何も見えていなかった…という感覚はもうなんとも言えないものがあります。
捻じ曲がってひん曲がって、それでもまっすぐな思いとか愛とか。
そういういろんなものが複雑に重なり合い、絡み合って1人の人間の今があって、そして人の数だけ思いはさらに複雑になっていくのです。
みどころは‥
- ストーリーそのものが面白い
- 闇の魔法使いとの戦いが壮大
ストーリーそのものの面白さはもちろんですが、闇の魔法使いとの戦いが壮大に、美しく描かれます。
「ファンタジー」はこうでなくては‥!と思わされる感じでしょうか。
最終作品PART2は、舞台「呪いの子」に続くだけでなく、スタジオツアーや多くのグッズなど、今も続くハリーポッターの世界で登場するものが多いので、しっかり見ておいて損はありません。
▪️作品についてもっと詳しく知る↓
▪️5作品目までを復習するなら‥
- 料金重視ならAmazonプライムビデオ
- 関連作品も見たいならU-NEXT
ここからはハリーポッターの物語「全体」について少し解説していきます。
ハリーポッターの物語の魅力は「限界」を描いているところ
ハリーポッターの物語では「限界」が描かれます。
- 魔法
- 人物の能力
魔法の限界
ハリーポッターの物語は、杖振り回して終わりではありません。
むしろ、あんまり杖は振り回しません。
魔法は何でもできる万能の道具ではなく、制限だらけ、限界だらけ、時に危うく使う人間の良識が問われるようなものとして描かれます。
ハリーポッターの場合は、子どもの魔法使いが主人公ですから、余計に制限だらけ。
覚えたばかりの超基礎の基礎な魔法で、どこまでやれるかやってみな、と挑発されているかのよう。
杖の先っぽが光ったり、火を出したりするだけで、超怖い大人の魔法使いに立ち向かえますか・・!?
というとんでもない無力感の中で、それをどう補っていくのかが試される部分であり、この物語の面白さでもあります。
1作品目の賢者の石から始まって、7,8作品目の死の秘宝まで、ハリーは年を重ねて成長していきますが、それとは反対に敵となる相手との力の差がどんどん開いていきます。
死の秘宝あたりでは、いや、もう無理じゃね?と匙を投げそう。
最後まで作者はハリーたちに強力な「魔法」を与えてはくれません。
ヒーロー不在の「能力」の限界
登場人物も、一癖も二癖もある人間臭い人たちばかり。
大人のくせに怒ったり、迷ったり、間違えたり。
おおよそ「児童文学」にはないような「人間臭い」物語です。
その分、自分の中のどこかと、物語の中の誰かが強く結びつくような実感があって。
さらにいえば、ハリーポッターの物語にはいわゆる「ヒーロー」はほぼ存在しません。
みんながそれぞれ何かを抱えていて、その「何か」が問題のきっかけになることもあります。
でも次第にそれが「力」に変わります。
変わった能力を持ちながらも人間性が豊かな人々の世界よ。風変わりな性格が能力として描かれる。
出典:リターン・トゥ・ホグワーツ
最初はただの「欠点」にしか見えなかったものが、物語の中で流れる7年という時間をかけて、「能力」となり、かけがえのないものとなる。
「それぞれに意味がある」なんて、言葉で言うのは簡単です。
それをごく自然な形で、登場人物の成長や物語の進行を通して、理解を超えて心の底に染み込んでいく。
謎解きや構成の緻密さもさることながら、根幹に流れている「思い」を意識、無意識に感じるからこそ、長く愛される物語になっているのだと思います。
ファンタスティック・ビーストで描かれる「限界」
ファンタスティック・ビーストは、ハリーポッターとは違って「大人の魔法使い」がメインになります。
ハリーポッターでは、ホグワーツ魔法学校の中が主な舞台でした。
ファンタスティック・ビーストの主人公は、ホグワーツを卒業した立派な大人です。
が、これもまたハリーポッターシリーズの特徴である、ちょっと「情けない」大人です。
自分が他人をいらつかせてしまうのを知っているし、うまくやれないと思っています。
魔法動物たちに愛情を注ぎ、動物たちからは絶大な信頼を得ている主人公ニュート。
大人の魔法使いたちは、学校を飛び出して「マグル(非魔法族)」たちの只中で生きています。
ファンタスティック・ビーストの時代は、ハリーポッターの時代よりおよそ70年前です。
魔法は徹底的に隠され、魔法動物すらタブーの1つとされているなど、より抑圧された中で暮らしています。
秘密を守らなければならない魔法使いたちが、「なぜ自分たちが隠れなければいけないのか」という不満を呼びます。
そこへ時代背景としては「世界大戦」がある。
魔法使いたちのマグルに対する我慢が限界に達しているところへ、それを扇り、「正しさ」を説く人物が現れます。
それが映画の2作目のタイトルにもなっている「グリンデルバルド」です。
大きな不満がうねりとなって、マグルの世界を飲み込もうとする・・
ただ、一見すると正しいことを説いているようで、そこに惹きつけられ取り込まれていく魔法使いたちが描かれます。
真っ黒だったハリーポッターの悪役「ヴォルデモート」とはまた違う。
時代は逆ですが、どこか現代的にも思える、そんな怖さを持った人物とどう戦っていくのか。
ハリーポッターの物語の中で、大きな大きなあらすじは既に語られていますが、細かい部分は全く闇の中。
ダンブルドアとグリンデルバルドに、ニュートや魔法動物たちがどう関わっていくのかが見所です。
映画に関わった裏方さんたちの力
映画というと、私は「俳優さん」とか表に見える人にどうしても目が行ってしまいます。
ですが、ハリーポッターは裏方となっている美術や演出・音声さんへの「リスペクト」がすごいです。
スタジオツアーはあくまで「スタジオ」を見るツアー
東京にあるハリーポッターのスタジオツアーは、あくまで「裏側を見る」ツアー。

スタジオツアーの最後の部屋が象徴的。
関わった俳優さんからスタッフさんに至るまでの名前が、「魔法の杖」の箱に記されいっぱいに詰められています。

決して、ハリーポッター「テーマパーク」ではありません。
USJはハリーの世界に入り込むような作りになっていますが、スタジオツアーは「セット」です。
セットなんですが、それが1つの芸術として、豊島園の跡地にどーんとできちゃうくらいですから・・
しかも賢者の石の公開された2001年から20年以上経った今・・
最終作品の映画公開は2011年ですが、そこからだって10年以上経っています。
それでも忘れられずに愛される。
愛情いっぱいに思いを込めて作られた作品だからこそ、今も色褪せないのね・・なんて思いながら見れるのは大人の特権です。
【感想】ハリーポッターツアー(としまえん跡)の原作ファン感動ポイント
映画ならではの演出や小道具の美しさ
子どもの頃はお話を追いかけるので精一杯でしたが、本当に実在しそうな小物たちの存在も、ハリーポッターの映画の魅力の1つです。
特に、改めて注目すると面白いのが、さまざまな「デザイン」。
暖炉に溢れるお手紙や・・

「吠えメール」。

魔法界の「新聞」である「日刊預言者新聞」。

これらは全てデザイン・スタジオ「MinaLima(ミナリマ)」という2人のグラフィックデザイナーによるものです。

「賢者の石」の映画でタッグを組んだことをきっかけに、その後もハリーポッター全作でさまざまなデザインを手がけてきました。
ミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマで、二人の名前から「ミナリマ」なんだそう。
トークショーで実際にお話を聞いたのですが、例えばお手紙などでも、その人物になりきったつもりで書くのだそう。
ハリーポッターの中には、日記や手紙などなどさまざまな「文字」が登場するので、こういったところに注目しながら見てみると、また違った面白さを感じられるはず。
まとめ
金曜ロードショーで放送されることが決まると、なんだか浮き足立ってしまいます。
電車で先日、「ハリーポッター・・??」みたいな会話を聞いてしまい。
いや、ちゃんと見たら面白いよ・・!
って話しかけそうになりました。笑
一人でも二人でも、この世界に触れる人が出てきたら嬉しいな・・
今回は、6作品目からなので、それまでにできれば5作品目までを復習するのがおすすめ!
サブスクの体験がまだよ!という人はチャンスです。
- 料金重視ならAmazonプライムビデオ
- 関連作品も見たいならU-NEXT
で、欲を言えば、本の世界まで届いてほしい・・
ドラマ化の話もあるハリーポッターですが、ドラマでは映画で省かざるを得なかったシーンを入れて、原作に忠実にやるそうです。
映画で評価を得ていても、やっぱり「原作のあのシーンを・・」と思っている人が多いということなんでしょうか。
ぜひぜひぜひぜひ。
ローリングの描いた世界は、こんなもんじゃないぜ。
本が苦手な人も、これだけ映画でイメージがしっかり作れていれば、もうすんなり行けるはず。
あぁぁ早く読めばよかった。
って・・・なりましょ。笑