ハリーポッターの映画8作品の中で面白い順番ベスト3はこちら。
原作大好き人間が、原作超えの表現連発だと思う3作品を紹介します。
これからハリーポッターをちゃんと見たい!
途中まで見たけど辞めちゃった・・というあなたに向けて書いていきます。
2023年12月31日からAmazonプライムビデオで見放題配信が始まったので、見やすい環境が整いました。
さらに2024年10月にはU-NEXTの見放題もスタートしました!
ハリーポッター映画の面白い順番は?
原作ファンが選ぶ「ハリーポッター映画」の面白いベスト3!
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターと死の秘宝PART2
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
特に1作品目は、原作をめちゃくちゃ大切にしてくれているのがよく分かります。
キャラクターや全てのデザインは1作品目で固められたと思うと、さぞ重かったろうな・・なんて考えてしまいますが。笑
その辺りはこちらの記事へ(↓)
2,3位は、ラスト8作品とまだまだ途中の6作品目。
ラストはもちろんちゃんと面白いです。
さらに、中だるみしそうな6作品目がかなりおすすめ。
途中挫けそうになったとしても、最終作品まで見て欲しい・・!
そんな思いを込めて、詳しく紹介していきます。
第1位:ハリー・ポッターと賢者の石
不朽の名作「賢者の石」。
他の作品に比べて「明るい」のも魅力。
ポイントはこちら。
- 純粋な冒険がある分かりやすい物語
- 物語の展開する場所の多さ
- ダンブルドアが原作そのもの
- 20年以上前だからこそ!の映像
純粋な冒険がある分かりやすい物語
「賢者の石」の面白さは、なんといっても純粋な「冒険」の素晴らしさ。
7歳の小さな魔法使いたちが、持てる力の全てをかけて、平和な魔法界を揺るがしかねない「災厄」に立ち向かいます。
それぞれの出来事がバラバラに起こっているように見えて、実は大きな流れにつながっている。
「災厄」に向かって謎が解けて行き、最後はハリーたちが大きすぎる敵に辿り着きます。
とはいえ、そんな巨大すぎる敵に対して、ハリーたちが持っているのはちょっと「モノを浮かせて飛ばす」、とかそんな初歩の初歩の魔法。
それだけではかないっこありません。
そこにハリーたちそれぞれの「個性」が絡んでくる。
弱さがあって痛みがあって。
でも、それすら強みに変わるように展開して行きます。
冒険そのものも面白いです。
ですが・・もしかしたら、この物語の本当のテーマは、「魔法界を守る」という大きすぎる冒険の成果ではないのかも。
なんて思える作品です。
物語の展開する場所の多さ
場面が1つではなく、いくつもの場所が登場するのも面白さの1つ。
ごくごく普通の「魔法」の「ま」の字もないような、不思議とは無縁の「現実」感バリバリのイギリスの街から、ふと1本入ると広がる魔法の街。
現実世界から無理なくハリーの世界に入り込める「仕掛け」の1つがここ。
本当にすぐ裏側に魔法の世界があるんじゃないかと思わせるような、地続きの表現に見ている方もハリーと一緒にこわごわ魔法の世界に入っていくことができます。
魔法の世界にも「銀行」があって、「教科書」を買うための本屋さんがある。
ただそれだけではなくて、「魔法の杖」や魔法の品物もたくさん。
リアルとファンタジーが少しずつ混じって行きます。
物語の舞台のメインは、魔法を学ぶための「ホグワーツ魔法魔術学校」。
広大な校舎の中だけでなく、校舎の外の校庭・・危険な森の中。
ドキドキしかない、夜の学校。
嫌な授業や退屈な授業もあれば、嫌な奴もいます。
子どもならではの無鉄砲さが描かれる一方で、大人の魔法使いたちの「優しさ」や「懐の深さ」を感じられるのも「賢者の石」の特徴。
「魔法学校」というとんでもなく遠いようで、実はかなり「リアル」。
「風刺」のような要素もはらんだ「ハリーポッター」の良さを十分に感じられる作品です。
…学校が嫌いな人でも楽しめます。笑
ダンブルドアが原作そのもの
ハリーポッターの主要キャラクターである「ダンブルドア」は、魔法学校ホグワーツの校長先生です。
初代のダンブルドア役「リチャード・ハリス」はシリーズの途中で亡くなってしまったので、3作品目からは違う方が演じています。
原作により近いダンブルドアは「初代」のリチャード・ハリス。
目がキラキラしていて、なんでもお見通し。
ものすごい力を持っているのに偉ぶるところのない人物が見事に表現されています。
20年以上前だからこそのリアルな映像
「賢者の石」の公開は2001年。
もう20年以上前の「ファンタジー」なんて・・
と思っていてはもったいない!
ホグワーツ城の大広間に浮かぶ大量の「ろうそく」なんかは、実際のろうそくをぶら下げて撮影していたんだとか。
今だったらCGになっているところだった
・・そうです。
なるほど、CGじゃないからこその「リアル」さもあるんだな・・と。
是非是非注目しながら見てほしいところがたくさんです。
第2位:ハリー・ポッターと死の秘宝PART2
賢者の石に次いで面白いのは「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」。
最終話です。
死の秘宝は2つの映画に分かれていますが、面白いのはPART2。
原作を生かしながら、もう1段も2段も上にまとめあげられています。
- ストーリーそのものが面白い
- 闇の魔法使いとの戦いが壮大
ストーリーそのものが面白い
ここまでの7作品で、何が真実だったのか、事実だと思っていたものがどれくらい「真実」だったのか。
1つの方向から見て、全てを知ったような気になってしまっていることに気づかされるような物語。
大人になってから見ると特に、強烈な「痛み」みたいなものを感じてしまいます。
涙なくしては見られないし、真実に気づいてから前の映画を見返すと、このときどんな気持ちだったのさ!!となります。
ハリーポッターの物語は、全てがハッピー、みんな元気にハッピーエンド・・じゃないんです。
切ないし、悲しいし、辛い。
できればみんなで平和な世界を生きて欲しかったけれど。
生々しい傷が描かれる最終作品は、「賢者の石」から考えると別の物語のようにすら感じられるかもしれません。
それでも前へと進もうとする弱くて、小さくて・・でも確かな強さ。
それが最も溢れるのがハリーポッター最終作品「死の秘宝」です。
闇の魔法使いとの戦いが壮大
最後の戦いということもあって、闇の魔法使いたちとハリーたちの戦いが壮大です。
本では描ききれないことがあるとすれば、その「スケール」なのではないかと。
本を読んだだけだと、闇の魔法使いって数人なのかな・・っと思っていたのですが・・
映画でそのスケールの大きさに驚かされます。
「おおこんな感じだったのか・・!」
という感覚は本当に映像にしてくれた人たちに感謝!の一言に尽きます。
第3位:ハリー・ポッターと謎のプリンス
6作品目「ハリーポッターと謎のプリンス」。
中だるみとは無縁の一作。
ハリーが生まれた時からずっと対峙し続けることになる、闇の魔法使いの親玉「ヴォルデモート」。
そのヴォルデモートが「ただの」怖い奴じゃないのがよく分かりすぎる作品です。
魔法の表現が美しく、恐ろしく描かれます。
- 本格的に闇との戦いが始まる
- ヴォルデモートの過去が明らかに
本格的に闇との戦いが始まる
見て見ぬふりが続いた5作品目までと変わって、魔法界が闇の復活を全面的に受け入れます。
さらに、闇の魔法使いたちもあからさまに動き始めます。
学校ももはや安全な場所ではなくなり、最大限の警備がされるように。
とはいえ、直接手を下すことはなく、着々と準備を進める「不気味さ」が漂います。
ヴォルデモートが仕掛ける「罠」に、純粋なものたちが巻き込まれて行きます。
ヴォルデモートの過去が明らかに
秘密の部屋で登場したヴォルデモートより、さらに「前の姿」が語られます。
ヴォルデモートはどんな子どもで、どう変わっていったのか。
もしくは変わらなかったのか。
当たり前ですが、大人には子供だった過去があります。
当たり前なのに、いつも忘れそうになる。
今考えていることや、今を作っているのは、長い長い時間をどんなふうに積み重ねてきたかによるのだと。
ハリーがホグワーツに入るまでもなかなかにハードです。
ですが、ホグワーツで自分の本当の姿を知り、良い師に出会・仲間に出逢います。
そして、辛い運命を背負いながらも、周りに支えられ、自分が大切にされること、誰かを大切にすることを知って行きます。
一方でそうでなかった者たちがいる。
良き仲間に出会っても、自分の弱さに負けてしまう者もいる。
そんな「人間」たちの姿が描かれます。
追い込まれて初めて見える本当の姿
一方で、わかりやすく意地悪だからといって、必ずしも闇にどっぷりな人間になるわけじゃない。
反対に、好意的で人に好かれるのが上手いからといって、それは単なる「狡猾さ」であって、実はめちゃくちゃ悪い奴・・ってこともある。
人を虜にしてしまう恐ろしさ。
表面だけで判断してしまうことの恐ろしさも教えてくれているのかもしれません。
まとめ
ハリーポッターの映画8作品で「面白い順番ベスト3」は・・
この順番で見ても物語の意味はわかりませんので、全力で止めますが・・笑
途中で何度か監督さんが変わったりするので、結構映画の色合いが変わります。
途中で面白くないかも・・と思っても「最後まで見て欲しい!」と思って、ランキングにしてみました。
実際私も、原作を読んでから映画を見たこともあってか、3作品目あたりでつまずきました。
で、最近になって5作品目以降は「ファンタスティック・ビースト」の監督がメガホンを取っていると知り、本気で見てみることに。
なんと・・面白いじゃないか・・
確かに原作とは変わっている部分もあるけれど、これはこれで映画としてめちゃくちゃ面白いし、本の世界だけでは描けない、魔法の表現はやっぱりすごいです。
Amazonプライムビデオで見放題になったので、ぜひこの機会に・・!