ハリー・ポッターの原作本7作品を読み終えて、少し寂しくなっていませんか?
素晴らしい作品に出会えた喜びと、読み終えてしまう切なさと悲しさはいつも隣あわせ。
ですが、ご安心を。
今、ハリー・ポッターの作品を手に取り読み終えたあなたは、絶対に幸せ者です。
なぜなら、今、まだまだハリーの世界を楽しめる作品が発表済みだから。
映画関連のものも数多くありますが、この記事では、原作者J.K.ローリングの作品(主に関わったという意味も含む)に絞って紹介します。
▪️一覧でサッと見たい方はこちら(↓)
▪️ハリポタシリーズ以外を含む、J.K.ローリングの作品はこちら(↓)
▪️映画の関連本はこちら。
ハリーポッターの本の次は何を読めばいい?
シリーズは7作品で完結。
「次」は何を読めばいいのか、大きく3つに括りました。
↓各テーマに飛べます。
ハリー・ポッターと呪いの子
ファンタスティック・ビースト
ハリー・ポッター関連本
さらにハリーポッターの登場人物について描かれた短編集も。
※エッセイ集は2024年7月31日に終売となりました。
エッセイ集3冊分の内容は、8月29日に新しく発売される電子書籍に収録されます。
今のところ確認できているのは英語版の出版で、日本語版の情報はありません。
2023年にはJ.K.ローリングが著者となった、初めての「ガイドブック」が発売されました。
それぞれ詳しく見ていきます。
ハリーポッター7作品の次に読みたい!続編「呪いの子」
まだまだお話の続きが読みたい!
そんなあなたには「呪いの子」がおすすめ。
ハリー・ポッターシリーズは「死の秘宝」までの7作品で完結です。
その「続編」となるのが「呪いの子」です。
ハリーポッター最終巻「死の秘宝」のラストシーンには大人になったハリーたちが登場するので、そこから続いていく話です。
7巻から続けて読むと、ボーナスステージみたいに楽しめます。
最終巻から19年後「ハリーポッターと呪いの子」
「呪いの子」で描かれるのは、ハリーポッターと闇の魔法使いの戦いから19年後。
大人になって、結婚して、子どもがいる・・父親としてのハリーが登場します。
が、主人公はハリーではなく幼い息子たち。
ハリー・ポッターの物語で、J・k・ローリングが携わっているのですが、こちらは普通の小説ではなく、「舞台脚本」です。
セリフやト書を読んでいくことになります。
呪いの子についてはこちらの記事(↓)へ。
物語の先で、登場人物が生きていたことを教えられるような、そんな不思議な感覚を抱かせてくれます。
ハリーたちはもちろんですが、ハリーの周りの人がどんな気持ちを抱いていたのか…
子どもの頃を振り返るハリーたちの目が新鮮に映ります。
ハリー・ポッターのシリーズと合わせて読むことで、より深みが増します。
ハリポタの次は、新たな世界「ファンタスティック・ビースト」
映画「ファンタビ」が好き
映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズが好きだという方はこちらから。
「ファンタスティック・ビースト」は、ハリーポッターより前の時代のお話です。
「グリンデルバルド」や「ダンブルドア」の若かりし頃が語られます。
ハリーポッターの本編では、この2人について語られているようで語られていない部分も多い。
ヴォルデモート以前の魔法界はどのような世界だったのか、ローリングならではというか、闇は一度じゃ滅びないと言いますか。
ファンタスティック・ビーストの「本」として発売されているのは、映画の脚本です。
書いたのはJ・K・ローリングですが、ハリーポッターのように原作の小説が映画になったのではなく、あくまで映画ありきの作品です。
しかし!
映画を見たよという方も、脚本を読むと新しい発見があるかも・・いえ、あります。
なぜなら私自身、めちゃくちゃDVDとかアマプラで見ていても、「??」となる部分が多々あったのですが、脚本を読んで「!!!!!!!!」となったので。笑
いや、それ、教えて・・!!いや、無理か、映画だもんな・・
と呟いてください。笑
詳しくはこちら(↓)の記事へ。
①ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
舞台は1926年。
ハリー・ポッターの時代よりも70年前の魔法世界です。
主人公はニュート・スキャマンダーという魔法生物の研究者。
実はハリーたちが使っている教科書を書いた人・・というふうにハリーポッターシリーズと繋がっています。
②ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
登場人物の中でハリー・ポッターシリーズと重なるのは、ハリーの魔法学校ホグワーツの先生たちです。
特にハリーの学校の校長先生「ダンブルドア」が物語の鍵を握ります。
③ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
タイトルにも出てくる「ダンブルドア」。
ハリー・ポッターシリーズにも登場する重要なキャラクターですが、このときのダンブルドアは、キラキラした青い瞳のおじいさん。
一方、ファンタビのダンブルドアは、70年前の姿なので、まだ若い青年。
茶目っ気は変わらないものの、ギラギラした何かを秘めた印象が強く感じられます。
ハリー・ポッターの中でも少しだけ、ダンブルドアの若い頃の話が回想として出てきますが、ファンタビの舞台はそこからもう少し後の話です。
ハリーポッターの本の中で、何があってどうなった・・という事の顛末はすでに語られています。
あくまで「回想」という描き方なので詳細はわかりませんが。
ハリー・ポッターシリーズは、ハリーたち子どもの魔法使いが主人公でしたが、ファンタビは大人の魔法使いがメインキャスト。
大人ならではの感情が渦巻きます。
その分ちょっと難しく感じてしまうことも。
そんなときはこちらの記事(↓)で解消を。
ファンタビと併せて読みたい「幻の動物とその生息地」
ハリーたちが使っていた「魔法生物飼育学」の教科書。
著者は、ニュート・スキャマンダー!
ファンタスティックビーストの主人公です。
映画の第1作目でニュートが旅をしながらまとめていたのが「幻の動物とその生息地」・・なのです。
カラーイラスト版もあって、これがまぁ・・美しい!!
教科書版の方は、やっぱり教科書なので白黒のイラストですし、全ての動物たちにイラストがあるわけではありません。
が、この「イラスト版」はフルカラー。
そして、図鑑並みの大きさ。重さ。
とにかく美しい絵で、あぁこんな動物なのか・・と想像が膨らみます。
▪️「幻の動物」の種類を比較するなら(↓)
ニュートの吹き替え版声優の宮野真守さんによるオーディオブックも!
原作本の次はハリーポッターの関連本6冊で深まる物語
ハリーポッターの物語をもっと知りたい!
ハリーポッターの物語の「裏側」、本編には出てこないさらに奥の奥を知りたいなら、関連本がおすすめ。
ここで紹介するのは、いずれも原作者J.Kローリング本人が書いたものです。
先ほど紹介した「幻の動物とその生息地」を含むハリーポッターの関連作品がこちら。
特に後半3作品は読んだ後、もう一度原作を読みたくなります。
ハリー・ポッターシリーズの物語の中に出てくる本
ハリー・ポッターの本の中に出てくる「本」を私たちも読むことができます。
吟遊詩人ビードルの物語
魔法界の子供たちなら誰でも知っている、魔法の世界の「童話集」です。
ダンブルドア先生の解説付き!
幻の動物とその生息地
ハリーの使っている教科書であり、ファンタビのニュートが書いた著書であり。
2つのシリーズを繋ぐ本の中の「本」です。
クィディッチ今昔 新装版
魔法界の人気スポーツ・クィディッチについて書かれた本。
エッセイ集3冊
本編では語られなかったキャラクターのストーリーや、ホグワーツの様々な秘密を知ることができる電子書籍です。
別の章・・くらいの世界観です。
内容的には若干本編を含んでしまうので、ぜひ全部本を読んでから・・がおすすめです。
※エッセイ集は2024年7月31日に終売となりました。
エッセイ集3冊分の内容は、8月29日に新しく発売される電子書籍に収録されます。
今のところ確認できているのは英語版の出版で、日本語版の情報はありません。
① ホグワーツ 勇気と苦難と 危険な道楽
3冊は読めないとしても、この1冊だけは絶対に読んで欲しい・・!
マクゴナガル先生とルーピン先生の過去からその後までが描かれます。
それぞれのお話が、もう本編の一節レベルの「物語」です。
キャラクターたちが「生きている」、そして「生きてきた」のがより一層沁みる一冊です。
② ホグワーツ 権力と政治と 悪戯好きの ポルターガイスト
物語の後半に出てくる「アンブリッジ」という魔女の生い立ちなどが描かれます。
これはこれで・・うううってなります。笑
この本では、「ホラス・スラグホーン」について描かれています。
好きですか?
・・嫌いですか?苦手ですか?
・・ならば是非!
スリザリンという寮へのイメージに関わってくるので、「呪いの子」を読む前にぜひ読んでおいてほしい。
「呪いの子」の内容がぐっと入ってきやすくなります。
③ ホグワーツ 不完全 & 非確実
組み分け帽子の「性格」が面白すぎます。
ハリーポッターの世界は人だけでなく、絵や物も性格や感情をもっているから面白い。
組み分け帽子を通して、ホグワーツの生徒や先生を見るという、これまた新鮮な視点をくれる物語です。
関連本6冊については、ハリーポッターの関連本はいつ読む?実は深すぎるおすすめの関連作品と読む順番で読んでみる。
魔法ワールド大図鑑〜公式ガイドブックが2023年10月発売
2023年10月に発売されたのが、「ハリー・ポッター魔法ワールド大図鑑」。
ハリーポッターの公式魔法界ガイドブックということなんですが・・
何より嬉しいのは作者のJ.K.ローリングが著者だということ。
とはいっても、これまでの作品の中から抜粋された文章が、さまざまなイラストとともに構成されている…というスタイル。
新しい文章がなかったのはちょっと残念。
ですが、小説を元にした、イラスト解説のような図鑑はこれが初めてのものなので貴重。
映画はたくさんありますが、映画特有のものや映画には出てこない部分もあったりするので、やはり小説とは少し違って来ます。
ちなみに、英語ですが、ハリーポッターの公式サイトでこの本の世界観を楽しむことができます。
「Explorable Maps」では、ホグワーツ城の校庭や、お城の中を探索することができるようになっていました・・!
「嘆きのマートルのトイレ」をクリックすると、物語の中に出てきた場面の朗読が聴けるなど仕掛けがいっぱい。
ちょっと高価なので迷っている方は覗いてみてくださいね。
映画関連本や、ハリーポッターの作者の他の作品も
ハリー・ポッター作品は、小説だけでなく映画も、その世界を構成する大切で重要すぎる1部ですよね。
映画の方も、さまざまな関連本が出版されています。
ハリー・ポッターシリーズ以外にも、原作者J.K.ローリングの作品があります。
子ども向けの本だけでなく、もう社会派・完全大人向けの小説も。
ドラマ化されている、探偵小説は現在もシリーズ絶賛執筆中です。
日本語では2作品目までしか読めないのが悔しいですが…↓
まとめ
ハリー・ポッターの原作7作品を読み終わった!
これでもう終わり・・?ではありません。
ファンタスティック・ビーストの世界を楽しむのも。
魔法界の「過去」が現在と繋がっておもしろいですよ。
ハリーポッターの物語の緻密な構成と細部までこだわり抜かれた設定に、言葉を失います。
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