【分からない?】本で解決!ファンタスティック・ビースト黒い魔法使いの誕生

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ファンタスティック・ビーストが分からない・・!

ファンタスティック・ビーストは難しい?」で、物語の「テーマ」に注目して書きました。

・・が、もっと根本的な問題があるんではないか。

それが、ファンタビの脚本を読んでよく分かりました。

1の「魔法使いの旅」のときはそうでもなかったんですが、特に2の「黒い魔法使いの誕生」。

なんだか場面が切れてる気がする・・・

脚本版を改めて読んでみて気づいたことをまとめます。

面白かったんだけど、なんだか引っかかってるんだよな・・と思っているなら、この記事で解決しませんか?

目次

ファンタスティック・ビースト2脚本で繋がった登場人物の意味

ファンタスティック・ビーストの映画を何十回見ても、イマイチよく分からなかったことが、脚本でしっかり繋がりました。

とくに、2作品目の「黒い魔法使いの誕生」。

脚本を読んで、よかった・・!!と思ったのは4つ。

  1. 「グリムソン」は魔法動物ハンター
  2. グリンデルバルド逃亡の仕組み
  3. フラメルが開いた本の女性
  4. ダンブルドアのグリンデルバルドへの思い

魔法省で登場した「グリムソン」は魔法動物ハンター

もう、どうしても意味がわからなかったシーンが1つありました。

それが、魔法省にニュートが尋問に呼ばれたシーン。

ニュートが魔法省に入ることを拒むと、奥の暗がりから出てくる1人のおじさまが。

このおじさんの顔を見て、ニュートは弾かれるようにその場を後にします。

・・誰・・??

何回巻き戻しても、早送りしてもこのおじさんの説明が出てこない。

仕方ないので七不思議として封印してました。笑

ですが、脚本を読んで・・

傷だらけで残酷な「賞金稼ぎの魔法動物ハンター」

だと判明。

しかもこのおじさん、実はこの後も何度も登場していました。

うーん・・やはり外国の方のお顔の違いが見分けられないと言うのもあるんですが、画面が暗かったりちょっとしか映らないので難易度高め。

魔法動物を愛しているニュートから見たら、グリムソンはとんでもない天敵なわけですよね。

魔法省から依頼を受けて、クリーデンスを追いかけながら、グリンデルバルドの手先としても動いていた・・。

クリーデンスがようやく見つけた自分が何者であるかを知る「手がかり」も、彼の手によって奪われてしまいます。

グリンデルバルドの逃亡劇の詳細

最初のシーン、グリンデルバルドがイギリスへの身柄輸送中に起こす「逃亡劇」。

リアル過ぎて大好きなシーンですが、イマイチ何が起きたのか・・分からない。

ですが、脚本では、はっきりと「ニワトコの杖」という言葉が登場します。

・・なんと・・!!!

誰が、どうやって、こうやった・・というのがきちんと言葉で説明されているので、あの一連のシーンで、本当は何が起こっていたのかがちゃんと分かります。

マジか・・

ってなります。

もっと言えば、命からがら逃げおおせた、魔法省のおじさんも、そのすぐ後の場面に出てきたりして面白いです。

フラメルが開いた本で、話しかけてきた女性

ラスト近く、ニコラス・フラメルが重たそうな本を開いて、ページをめくるシーンがあります。

本の中の写真の女性がフラメルに話しかけるシーンがありますが、ここも「あれは誰?」となっていました。

フラメルと女の人と言えば、奥さんなのか??

と思ってしまうのが、ハリポタ読者。

どういう本で、その本に何が起こっていたのか。

あの女性は誰だったのかもすっきり分かります。

ダンブルドアのグリンデルバルドへの思い

ダンブルドアのグリンデルバルドへの想いも、しっかりと言葉で表現されます。

悲しみと悔しさと、懐かしさ。

魔法省の役人に、グリンデルバルドと戦うことを突きつけられる場面で、ダンブルドアが何を考えていたのか。

さらに「みぞの鏡」のシーンがありますが、この鏡もいつも見ていたのかどうかで意味が大きく変わってしまいますよね。

どんな気持ちで鏡を見つめていたのか・・

この後の「ダンブルドアの秘密」へ繋がる大切な場面。

それに、ダンブルドアの「想い」っていつも誤魔化されたり、表情や仕草任せでハリーが想像する・・みたいな感じなので、ダンブルドアが何を考えているのかが言葉ではっきり描かれるのは、やっぱり貴重です。

ファンタスティク・ビーストは映画と合わせて本も読みたい!

あらためて、ファンタスティック・ビーストの脚本版、本当に読んでよかったです。

映画の脚本版だけど、小説寄りの表現も増えている

1作品目の「魔法使いの旅」の脚本版は、結構脚本でした。

ですが、2作品目の「黒い魔法使い」の誕生は1作品目に比べるともう少し小説に寄る気がします。

「呪いの子」の舞台脚本を読んだことがあれば、そっちに近い印象です。

「カメラ」とかの映画脚本としての指示があまり出てこなかったり、出てきたとしても視点の変化くらいの感覚です。

小説のような流れるような文章とはまったく別物なので、箇条書きのようなぶつ切り感はありますが、もう少し読み物としても面白い書き方に変わっているような気がします。

映画でも十分雰囲気がわかるし、表情や仕草は言葉以上のものを伝えてくれます。

でも、やっぱり「言葉」になるともっとはっきりと分かるんだなと思いました。

ハリーポッターの映画を見た人が、小説を読んだ時の感覚ってこんな感じなのかな・・!なんて。

だとしたら、なんというワクワクなんだろう・・と思ったり。

ファンタスティック・ビーストの本は他にも

ミナリマが手がけたファンタビの本

ファンタビやハリポタのグラフィックデザインを手がけた「ミナリマ」さんによるファンタビ2作品の本も素敵です。

映画の中で登場するポストカードやポスターなどが掲載されているだけでなく、「付録」になっているんです。

1作品目の「魔法使いの旅」の本。

黒い魔法使いの誕生も。

もぉ、とにかく・・素敵!!

ファンタスティックビーストのミナリマデザインに関する本の写真
ファンタスティックビーストのミナリマデザインに関する本の写真

実は2作品目までは、脚本版のデザインもミナリマデザインなのです。

ダンブルドアの秘密も

3作品目の「ダンブルドアの秘密」も出版されています。

1、2作品目までとちょっと違っていて、「特典」付きというのも魅力。

まとめ

ファンタスティック・ビーストは映画のための作品ですが、脚本も・・めっちゃいいです。

1作品目の「魔法使いの旅」は割とお話がシンプルだったので、そこまで「?」が多くなかったのですが・・

段々と複雑に出来事や人物が絡み合ってくる2作品目になって、急に「おや?」が増えた気がします。

脚本版で、その微妙に噛み合わなかった部分がぴたりとハマりました。

もう・・

やっぱ面白い・・!!

が溢れております。

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