USJのハリー・ポッターエリアの広さは東京ドームのグラウンド3個分です。
湖があったりお城やライドがあるので、歩ける範囲というのはそう広くはないのですが、そこに「これでもか!」と魔法界が詰め込まれていて、ハリー・ポッターの世界観をそのままに味わうことができる場所です。
ただ。
こだわり抜かれているが故に、他のエリアと違って「わかりにくい」。しかも人が多いので、あんまりゆっくりもしていられない。
そのせいで「え?そこにそんなのありました??」みたいなことが起こります。
私はハリポタエリア11周年目の2025年に初めてハグリッドの小屋を見ましたし、そもそも去年までどこにあるか知りませんでした。

都市伝説だと思ってた‥
この記事では、映画にめちゃくちゃ詳しくなくても、USJのハリポタエリアをしっかり楽しめるように、地図を使いながら、わかりやすく解説していきます。
USJのハリー・ポッターエリアを地図でまとめると…
まずはハリー・ポッターエリアのメインどころを地図と写真で見てみましょう!


左下が入り口で、右上のホグワーツ城までがハリー・ポッターエリアです。
レストランが2ヶ所、「マジカル・ワンド」という杖をパーク内で購入することで魔法体験ができる場所が8ヶ所、お土産屋さんは店舗8ヶ所とカートが3つあります。
あとで詳しく説明しますが、吹き出し「・・・」で表したのが魔法体験ができる場所です。
実はマジカル・ワンドを持っていない人にこそチェックして欲しい!
自分が体験しなくても、他のゲストの体験を見るだけでも十分魔法界を楽しめます。
アトラクションに向かってまっしぐら‥と行きたいところですが、いつもよりも少しだけゆっくりと歩いてみると、細かい仕掛けに気付けるはずです。
▪️さくっと知りたい方はこちら(↓)
USJハリー・ポッターエリアの入り口からホグズミード村の概観
まずはハリポタエリアの入り口から、ホグズミード村の概観を紹介します。
ちなみにハリーポッターエリアの入り口には、看板なんて野暮なものはありません。
ストーン・サークル
突然現れる巨石。
「ストーン・サークル」がお出迎えです。


奥へ続く小道を歩いていきます。


うっそうとした緑が続きます。


耳を澄ますと何やら不気味な音が聞こえてきます。
中古のフォード・アングリア


しばらく行くと‥


ロンのお父さんの車、中古のフォード・アングリアが見えてきました‥!
ここを通り過ぎると‥


エントランス・アーチ
エントランス・アーチがお出迎え!!


一気に映画のBGMのボリュームが上がり、魔法界にたどり着いたことを教えてくれます。


イギリスで唯一、魔法使いしかいない村として描かれる「ホグズミード村」が広がります。


映画や原作本に登場する店がぎゅうぎゅうに詰め込まれています。


さらにまっすぐお行儀良く‥とはいかないのが魔法の世界。
煙突や建物はどれも奇妙に曲がりくねっています。


カラフルなショーウィンドウもハリー・ポッターの魔法界の特徴です。




ホグズミード駅・ホグワーツ特急
ハリーたちを乗せたホグワーツ特急は「ホグズミード駅」に停車します。


ホグワーツ特急。


タイミングによっては車掌さんと一緒に写真が撮れます。


さらにホグワーツ特急の裏手には、ちゃんと駅のホームがあります。
ちょっと分かりにくいんですが、裏手に回ると…


ちゃんと駅舎があるのです。ここからもホグワーツ特急を覗くことができます。


ホグワーツ特急の客席も再現されています。


ふくろう小屋
アトラクションへ急ぐと見過ごしてしまうのが、「ふくろう小屋」です。


ちなみにこのふくろう小屋のてっぺんにある塔からは、ときどき「ふくろう」が姿を現します。




鳩時計ならぬ、ふくろう時計です。
横から見ると、なかなかの広さなのが分かります。


ベンチが置いてあって、ちょっと小休止できるだけ?と思って通り過ぎてはいけません。
屋根の下に入って、上を見上げると…


なんと、たくさんのフクロウが!


しかもそれぞれが微妙に動く、というこだわりよう。サッと通り過ぎると見逃します。


めちゃくちゃ綺麗な小屋ではなく、ちゃんと汚れているのも「ふくろう小屋」感があります。(写真に撮ると微妙ですが。笑)
ふくろう小屋の下には「郵便ポスト」が。


実はこれ、ちゃんと使えるのです。


ふくろう便™では、ホグズミード™の切手やステーショナリーなどを扱うほか、ここから手紙を出すと、ホグズミード™の消印で配達されるサービスも行っています。
USJ公式
特別な消印が押されて、配達してもらえるのですが‥これも一切の説明なし!
ここまで徹底しているとある意味すごいですが。笑
このポストの近くで、二フラーと郵便屋さんの可愛すぎるやりとりが見られます。


絶景スポットは「桟橋」
ホグワーツ城へ向かって歩いていくと、途中で左手に湖の中に続く桟橋があります。


石造りのアーチの下を潜って‥


せっかくなので先っぽまでいきましょう!!


正面からばっちりホグワーツ城が撮影できます。


ちなみに桟橋に入らずに撮影すると、こんな感じに。


これはこれで良いのですが、柵が入ってしまいます。
オリバンダーの店の湖側の入り口近くから見た「桟橋」です。


絶景スポットなのがよく分かりますね。
続いては、USJハリーポッターエリアの店舗をまとめて紹介します!
USJのハリーポッターエリアのショップを紹介
ハリーポッターエリアには店舗が8ヶ所あります。
いくつかは中で繋がっていたりするので、ちゃんと入り口を意識して入らないと「おや?」となりますのでご注意を。
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ゾンコのいたずら専門店


エリアに入って、すぐ左側にあるのが「ゾンコのいたずら専門店」です。


派手なディスプレイが目を惹くお店。


お店ごとの釣り看板もしっかりチェックしたいポイントです。


ホグワーツの生徒たちが大好きなお店の1つ。


いたずらグッズが所狭しと並びます。


ちゃんとお土産も買えます。物語ではジニーのペットにもなった「ピグミーパフ」はこのお店にいますよ。


▪️ピグミーパフについてはこちら(↓)へ。
ハニーデュークス
ハリーポッターをよく知らない人でもこのお店なら知っているはず。
甘くて美味しい(ときどき危ない)お菓子のお店です。


ディズプレイも可愛い!


百味ビーンズや蛙チョコレートも買えますよ。


ただし「マグル」が買えるものだけを見ていてはダメです!狭い店内ですが、至る所に美味しそうなオブジェが!


そしてUSJのハリーポッターエリアの最大の見落としポイントが、中には入れないけど存在しているお店です。
ゾンコのお店とハニーデュークスの間にもちゃんとお店があるのです!


‥まるでダイアゴン横丁への通路のように…見えない!!!
写真を見て初めて「おぉこんなところに!!」となります。笑
「Mc Havelock’s wizarding Headgear」というお店があるんです。


ショーウィンドウのみの展示な上に、両隣のお店が中でつながっているので気づかないレベルNo.1なんじゃないかと…。笑
ちなみにこんなお店、小説でも見た覚えがないのでちょっと謎なお店です。笑
帽子屋さんだそう。
ふくろう小屋の下には3店舗!
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フクロウ小屋の下には、中に入れるお店が3つあります。
ふくろう便
まずはふくろう便のお店。
ホグズミードの切手や文房具のお店です。


お店の中は「ふくろう便」の荷物でいっぱい。


そして‥


「運び手」であるふくろうさんもいっぱいいます。笑
ダービシュ・アンド・バングズ魔法用具店
こちらのお店、入り口が3ヶ所あります。
1つ目はふくろう小屋の下、ポストのすぐ近くの入り口です。


ここから壁沿いに右に曲がったところにもディスプレイと入り口があります。




このディスプレイは魔法スポットの1つでもあります。
さらにここから壁づたいに進むと、もう1つの入り口が。


ふくろう小屋の「奥」に、メインの通りとは違う通路がこっそりあって、こちら側にもお店の入り口があります。


クィディッチの「クアッフル」や箒が展示されています。


店内にも箒のディスプレイが!


箒は上下に動くのでお見逃しなく‥!!
箒、売ってます。買えます。でかいけど。笑


店内でチェックして欲しいのはなんといっても「怪物的な怪物の本」。


可愛いのか何なのかよく分かりませんが、溢れる愛着。笑
「アズカバンの囚人」で魔法生物飼育学の教科書に指定された本です。
よぉおぉく見ると、短い足に「タコの吸盤」のようなものが見えます。怖かったなぁ最初読んだ時。笑


もちろんグッズも売っていますよ。


グラドラグス魔法ファッション店


ショーウィンドウには、ハリーとハーマイオニーがダンスパーティーで着用した衣装(のような)ドレスとタキシードが‥!




このディスプレイもよーーーくみて欲しいポイント。ただ洋服を飾ってるだけじゃあありません。


屋敷しもべ妖精ドビーにプレゼントするために、ハリーとハーマイオニーが靴下を選んだのが、このお店です。


天井付近には、派手な靴下が!
無数の布がきっちり詰め込まれています。


この3つのお店は中でつながっているので、今自分がどのお店にいるのかをしっかり意識しながら見学するのがポイントです。
映画にもゲームにも出てこないけどよく知ったあの人が‥
魔法ファッション店からホグワーツ城のほうにちょっと進むと、ショーウィンドウのみのお店がもう2件あります。


どちらも映画にもゲームにも原作にも出てこないお店です。
トムズ・アンド・スクロールズ
トムズ・アンド・スクロールズは本屋さん。






ショーウィンドウには、「秘密の部屋」のお騒がせ教師「ギルデロイ・ロックハート」の本が並んでいます。


昼間よりも夜の方がディスプレイがよく見えて綺麗です。


スピントウィッチズ
本屋さんの隣は「スピントウィッチズ」というクィディッチ専門店です。


クワッフルとブラッジャーが収められた箱が。


ガチャガチャの再現度の高さですよ‥。


本屋さんから湖のほうへ向かってみましょう!
オリバンダーの店
魔法の杖を扱う「オリバンダーの店」もハリー・ポッターエリアにはあります。
ちょっと迷いやすいのが、ショーウィンドウと実際に入れる店舗の入り口が違うこと。
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オリバンダーの店のショーウィンドウは、メインの通りにあるのですが‥こちら側には入り口がありません。


お隣の「ワイズエーカー魔法用品店」を奥に抜けるか、


ワイズエーカー横の階段を降りて、ぐるっとお店の裏手に回ったところに入り口があります。
まずは正面のショーウィンドウをじっくり眺めましょう。




そして、裏手に回ってお店の中へ…


たくさんの杖が並んでいます。






ちなみに、ハリーがオリバンダーに杖を選んでもらった時のような体験ができる「ショー・アトラクション」もあります。
オリバンダーの店の左隣にあるこの並び列。


ここがショーの待ち列なんです。


いや、本当に最近まで私も知りませんでした。
ワイズエーカー魔法用品店




スクリベンシャフト羽ペン専門店
オリバンダーの店とワイズエーカー店の間にあるのが「スクリベンシャフト羽ペン専門店」。




ホッグズ・ヘッドでのあの集会の後、ハリー、ロン、ハーマイオニーが訪れたお店です。
ハーマイオニーは「スクリベンシャフト羽ペン専門店」の前で立ち止まった。ショーウィンドーに、雉羽のペンがスマートに並べられていた。「んー‥私、新しい羽ペンが必要かも」
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 16章
5巻ではもう一度、お店の名前が登場します。
スクリベンシャフトの店の前を通った時、雨が降ってきた
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 25章


ここから紹介するお店は、「羽ペン専門店」のように中には入れないけれど物語を思い起こさせるお店です。
マダム・パディフット・ティーショップ
まずはオリバンダーの杖ショーの待ち列の隣のお店から。


雨を避けようと、チョウがハリーをコーヒーに誘ったのが「マダム・バディフット・ティーショップ」です。


この小さな喫茶店は「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」に登場します。
狭苦しくてなんだかむんむんする店で、何もかもフリルやリボンで飾り立てられていた。ハリーはアンブリッジをの部屋を思い出していやな気分になった。
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 25章
ハリーが終始、ドギマギして気まずそうで嫌そうな感じなのが、私は好きです。笑


ハリーにとっては、いい思い出にならなかったティータイムでしたが、読み手にはすれ違いが面白く記憶に残ったシーンです。


さらっと登場するものが、しっかり記憶の淵にひっかかるのは、ハリーポッターならではの魅力でもあります。
J・ピピン魔法薬店
写真が微妙で申し訳ないのですが、喫茶店の奥、トイレの看板の上にあるのが、J・ピピン魔法薬店です。


トイレだけだと思っていたらこんなところにもお店がありました。びっくり。
映画には看板だけ登場するようです。
が、私はこのお店をよぉぉーーく知っています。なぜなら「ホグワーツ・レガシー」でお買い物したお店だから。
ホグワーツレガシーはハリーの時代とはずいぶん違うので、「ハリーポッターが生きた世界」を楽しもうとすると違うのですが、昔のホグズミードを歩き回れるというのが最大の魅力かもしれません。
プレイすると、USJが楽しくなります。笑
ドッグウィード・アンド・デスキャップ


ドッグウィード・アンド・デスキャップは、園芸品のお店。
こちらもホグワーツ・レガシーに登場しました。ゲームではかみかみ白菜とかが買えるお店です。


ショーウィンドウには、原作ファンには馴染みの深い「ミンビュラス・ミンブルトニア」という(気持ち悪い)サボテンがいます。


「不死鳥の騎士団」のホグワーツ特急の中で、ネビルがハリーに見せたサボテンみたいな植物です。
そのときは学校のカバンから出てきたので、きっともっと小さかったはず。
サボテンといっても、針ではなく「おできのようなもの」で覆われています。
これを見たハリーの感想がとても失礼。笑
微かに脈打っている姿は、病気の内臓のようで君が悪い。(中略)ネビルの得意科目が「薬草学」だということは知っていたが、どうみても、こんな寸詰まりの小さな植物がいったい何の役に立つのか、ハリーには見当もつかなかった。
ちなみにこのあと、ネビルがミンビュラス・ミンブルトニアを突いたせいで、おできから「臭液」が飛び出し、ハリーと、一緒にいあわせたルーナ・ラブグッドを臭い液体まみれになってしまうという顛末です。
さらにさらに植木鉢の中から顔を出すのが‥


こちらは映画でも同じみの「マンドレイク」。


「キィィィィィィー」っていうすごい鳴き声が聞けます。


映画ではこの声を聞いて、耳当てをしていたにもかかわらずネビルが倒れてしまいました。
フィルチの没収品店


ホグワーツ城の下にあるグッズショップが「フィルチの没収品店」です。


お城の中の薄暗い雰囲気満点のグッズショップです。
本当は至る所に装飾があったりして面白いんですが、いかんせん「人が多い」。
アトラクション「フォービドゥン・ジャーニー」の出口からつながっているのであまり見落とすことはないかも知れません。
アトラクションに乗らない人は、とにかくホグワーツ城を左手に見ながら一番奥まで歩いていきましょう。
人がいっぱい出てくるぽっかり空いた空洞のような入り口が見つかるはずです。
ちなみにさらに奥へといくと「トイレ」があります。


トイレの中に入ると、「嘆きのマートル」の声がしますよ。


トイレまでハリーポッター一色なんて‥本当にUSJはすごい場所です。
USJのハリー・ポッターエリアのフードとドリンク
ホッグズヘッドと三本の箒


USJのハリーポッターエリアにはレストランが2つあります。
それが「三本の箒」と「ホッグズ・ヘッド」。


三本の箒の前にはあの人の「手配書」が。




店内はもはやここに入らずしてどうするよ?というくらいの素晴らしさです。
三本の箒もそうですが、私はホッグズ・ヘッドが好きすぎました。
ちなみにこの2つは中でつながっています。
私が行ったのは、ホッグズ・ヘッドが営業していないときだったのですが、三本の箒で注文して、奥の方にあるホッグズ・ヘッドの席に座ることができました。
奥までなかなか人が来ないので本当におすすめ…!!
魔法の中に入り込んだような感覚は、スタジオツアー東京のダイアゴン横丁以上かも、と思っています。
とにかくすごい!そしてゆっくり座って楽しめる。笑
どこも人が多くて、立ち止まっていられないUSJのハリポタエリアの中で、唯一じっくりゆっくり「空間」を味わえる場所です。
つい最近まで足を踏み入れなかった自分を責めたい…!!!
バタービールだけとか、コーヒーだけでも入れるので、ぜひ!!
▪️詳しくは長くなるのでこちらの記事に譲ります(↓)
バタービールのカート
ハリーポッターエリアには、「バタービール」を売るカートが2箇所にあります。
一つは「三本の箒」の前にあります。


まんまるい樽が可愛い。お土産でミニチュアが売っています。


もう1つは、ホグワーツ城の直前の広場(ステージ)の前にあります。


三本の箒の中でも買えるのですが、やっぱり外で買える気軽さには勝てない。
いつも行列ができています。
マジック・ニープ・カート


ひっそり、こっそりのカート販売も。
2025年7月現在は「チュロス」を販売しています。


クィディッチの対戦カードに合わせて、1日2種類のチュロスが販売されます。
この日はグリフィンドールとハッフルパフ。


以前はミートパイが販売されていましたが、今はフードはチュロスのみです。


普通のお茶や「ギリーウォーター」も(普通に、水だそうです)。


そして「ピケットのペットボトルホルダー」が販売されています!


これは可愛いのでこちら(↓)の記事でチェックして、買いに行ってください‥!!
まとめ
USJのハリー・ポッターエリアは親切なようで、とっっっても不親切です。
それがJ.K.ローリングとのお約束なんだそうで(変なキャラクター出したりとか、関係ないもの売ったりしないみたいな)、そのおかげでこの空間が保たれているわけですが‥
一方で、結構「ん?これだけ?」となっている人も多いのではないかと思っています。何を隠そう私がそうでした。
しかも今回改めて調べて、記事にしたら、「あれ?ここお店あるの?‥写真に映っとる!!」みたいなことが頻発しました。笑
きっとこれでもまだ「見落とした‥!」は起きると思いますが、新しい発見や、満足のいくハリーポッターエリア散策の参考になればうれしいです。
▪️イベントやショーもチェック!