つまらない?ハリーポッター・ゲーム「ホグワーツレガシー」PS4体験談

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正直、ホグワーツレガシーは・・

映画ファン向け?

と思ってました。

私はどちらかと言われれば、「原作ファン」

映画にめちゃくちゃ詳しいわけじゃないしなーーなんて思ってました。

が、結局気になりすぎて購入したところ・・

なんか聞いてたのと違う!!ものすごく良いい意味で!

もう本当に買ってよかった・・!!

本を読んでる時に感じた、あの世界の広がり、細やかさが戻ってきます。

頭の中で小さくまとまりそうになっていたハリーの世界が、ぐわぁんと音を立てて広がる感覚。

淡々とやれば20時間でクリア出来るらしいです。

え?私?

・・気づけば125時間やってました。笑

ホグワーツレガシーは原作「本」のファンこそ、楽しめる内容だったので紹介します。

「ゲーム」としての面白さとか技巧ではなく、細かい設定やプレイの話ではなくて。

純粋なハリーポッターの世界としての面白さについて知りたい!

そんなあなたに向けて書いていきます。

◾️Switch版は11月14日発売。

これはもう、映画を見てからやるのがおすすめ!

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ハリーポッターだけでなく、ファンタビも必修です。

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目次

ハリーポッターのゲーム「ホグワーツレガシ」ーはつまらない?

ホグワーツレガシーが発売されると知って色々調べました。

ですが、サイトの紹介文などを読んでいたときのゲームのイメージは・・

  • ホグワーツの中を歩き回れるが、歩き回るだけのスタジオツアー的な感じ
  • ホグワーツ魔法学校で、レベル上げなどをしていく

メインはあくまでもスタジオツアーっぽいのかな・・と思っていました。

「闇堕ちできる」とか話題になっていましたが、別にそういうことがしたいわけじゃない。

歩き回ったり、魔法が使えるだけなら買わなくてもいいかな・・と思ってました。

さらにもう一つ気になっていたことが。

J.K.ローリングは開発に関わっていない

ホグワーツレガシーは、ハリーポッターの作者J.K.ローリングが手掛けたものではなく、開発にも関わっていません。

公式ホームページには・・

ファンが求める魔法体験に沿ったものとなるように、ゲームのあらゆる部分で彼女のチームと協力しています。

ホグワーツ・レガシー

とあったものの、そうかぁじゃあイマイチなのかな・・と思ってました。

ですが・・やってみて速攻で感想が変わりました。

ホグワーツレガシーを原作ファンがプレステ4で体験

不安をいい意味で大きく裏切られ、

買ってよかった!!

となったので、しっかりお伝えしたいと思います。

ホグワーツレガシーのゲームパッケージの写真

具体的に5つのポイントで紹介していきます。

  • ちゃんとストーリーがある
  • ホグワーツでやりたかったことができる
  • 映画であれ?って思ったところが修正される
  • ハリーポッターが好きすぎる人が作ってる
  • 映画だけじゃなく原作の細かい世界観が散りばめられているので、ハリポタを知っていれば知っているほど面白い
  • ハリーの気持ちを追体験できる

ちなみに私はプレイステーション4でプレイしています。

まずはホグワーツレガシーの「時代」から。

そもそも「ホグワーツレガシー」っていつの時代の話?

ホグワーツレガシーはハリーポッターの世界よりずいぶん前のお話です。

1800年代のホグワーツが舞台です。

ハリーポッターのホグワーツ入学が1991年ですから、200年近く前の魔法界ということになります。

ファンタスティック・ビーストのニュートの時代より、さらに前のお話です。

詳しい時系列はこちらの記事で。

ホグワーツレガシーのためのストーリーが面白い

ちゃんと「ホグワーツレガシー」だけの物語があります。

魔法世界を忠実にベースに丁寧に作られた物語

ディスクをプレステ4に入れて、ゲームをスタート。

キャラクターを決めます。

で、ゲームがスタート。

「はいはい、ホグワーツ城が出てきて、すぐ組み分け帽子でしょ」、なんて思っていたら・・

あら?なんだか物語が始まった・・??

え?

え?

ええええええええ・・!!!

ってなります。

ハリーポッターやファンタスティック・ビーストと重なる部分がありながら、かといって、それぞれのエピソードや要素を継ぎはぎしたようなものじゃなく。

始まった瞬間から、一体どういうこと???・・と続きが気になりすぎるストーリーに引き込まれていきます。

主人公もちゃんと喋ります。

「闇」要素が強めで、どちらかと言えば「ダークファンタジー」寄り。

大人が楽しめるゲームという感じの色合いが濃いです。

そういう意味では、ちょっとハリーポッターのイメージと違う部分もあったりもします。

ホグワーツでやりたかったことができる

ホグワーツでやりたかったことが叶います。

箒に乗る・魔法が使える・・この辺りは想像の範疇。

まぁ別のゲームでもできますからね。

むしろ、ホグワーツレガシーならではなのが・・

  1. 必要の部屋が冒険の基地になる
  2. 魔法動物と触れ合える

映画や本に出てきた「必要の部屋」。

生徒たちが「これが欲しい」と部屋の前で願うと、その願いを叶えるように出現する「必要の部屋」。

ここがゲームの中での「基地」のような役割をします。

さらに「魔法動物」も。

オープンワールドのところどころに、魔法動物たちの「巣」があります。

ゲームが進んでいくと、この動物たちとの触れ合いも・・。

ユニコーンや、二フラー、セストラル・・。

いつまででも見ていられるような、リアルな表現で、ファンタビの「ニュート」になったような気分が味わえます。

ハリーポッター映画の「違和感」が修正される

「没入感」・・と宣伝されていたので、映画の世界を追体験するようなイメージをしていました。

が・・!!

いやいやいやいや・・映画超えていきます。

軽く超えちゃいます。

そもそも、原作本から映画のハリポタの世界を見た時に、「・・なんか狭い??」と思ったことがあります。

確かに細かい表現も仕掛けも表現がすごすぎる映画なのですが・・

原作を読んだ時に感じた、ホグワーツ城ってもっともっと広いイメージがありました。

それが映画だと・・ん?狭いし、人少ないなぁーと感じたのを思い出しました。

ゲームの世界はその違和感を大きく超えて、原作を忠実以上に再現したような世界が広がっています

ハリーポッターのホグワーツ城の写真

ホグワーツ城は常に迷子になるくらい広いですし、天井が高く、たくさんの生徒が思い思いに時間を過ごしています。

さらに、ホグズミードも広い・・!

いや、「村」だもんね、そりゃこれくらい広いよね・・!という感じ。

映画の世界以上、原作の本を初めて読んだ時の、ハリーポッターの世界の「広さ」を感じることができるのが「ホグワーツレガシー」のすごいところです。

不思議な仕掛けや、絵が至る所にかかっていますし、「魔法学校」らしさが200点満点すぎるのです。

物語の進行に合わせて、季節も移り変わります。

ハロウィンやクリスマスの装飾は本当に素敵です。

ホグワーツレガシーはハリポタの世界が好きすぎる人が作ってる?

多分なんですが、このゲームを作った人って、ハリーポッターが好きすぎる人なんじゃないかと。

それくらい、映画だけじゃなく原作の細かい世界観が散りばめられているので、ハリポタを知っていれば知っているほど楽しめます。

細かすぎる「つながり」が盛りだくさん

細かいんです。

本当に細かい。

数回原作本に出てきたかどうかのファミリーネームを持った人物が出てくる・・とか、本当に1回だけ出てきた肖像画とか絵とか。

そういうのが、さりげなーくお城の壁に飾られています。

もちろん、注目させるような仕組みにはなっているのですが、「これは何巻の何ページに出てきた◯◯です」なんて教えてくれません。

し、それが何か次につながっていくとかではないんです。

ですが、知っている人だけが、「あああああ」ってなる。

しかも一人で。笑

「待って待って、この絵って・・あの絵?」

と叫び続けることになります。

あの絵って言ったって、本編に全く関係ない絵なので、わかるけど分かんない、どっかで読んだんだよ!!!くらいの感じです。

「わ、これって呪いの子に出てきた、あの・・・」とかね。

ハリーポッターのホグワーツの図書館のイメージ写真

でもそれが楽しすぎるのです。

「フィニアス・ナイジェラス・ブラック」、この名前を聞いて「あ」と思った人は、全員ゲームやった方がいい。笑

時系列的に、当たり前なんですが、ハリーポッターは存在していないし、ハリポタの物語も始まっていません。

が、もうすでにこの200年前の時代から魔法の世界はずっと繋がっているんだと、そこら中で感じることができます。

知っている「ファーストネーム」が出るたびに、え?え?え?え?となれるのはファンならでは。

お城の中だけで、ずーーーっとウロウロできます。

物語はきちんとあるのですが、そこに行くまでの道すがらで延々と寄り道してしまいます。

え?なんかこんなところに階段あるんだけど・・!!とかやってると、全く物語が進みません。

でもそうやって、ゲームを作った人の仕掛けにどれだけ気づけるか。

それがこのゲームの大きな魅力の1つな気がします。

ハリーの気持ちを「追体験」できる

「ホグワーツレガシー」は、ハリーたちホグワーツに通う子どもたちの感じたことを「追体験できる」というのが、ぴったりくる気がします。

ハリーたちが入学した時に感じた、色んな場所に色んな魔法が「生きている」

そんな感覚を実際に味わうことができるのがこのゲームの面白さです。

きっとこういうこと思ったよな・・という「感情」の部分が、自分のことのように感じることができる。

「この扉を開けたらどこに繋がるの・・?」とか。

ホグズミード村に入った時に、どんなふうに感じたのか・・とか。

ハリーポッターの世界に焦がれた人たちにとっては、もうたまらない世界です。

あの建物やあの場所も美しい映像で!

映像の1つ1つが美しく、あっちを向いても、こっちをむいても360度全方位が魔法の世界。

ホグワーツ城はもちろんですが、グリンゴッツ銀行とか出てきます。

それぞれがちゃんと全方位から見ることができちゃう。

ありとあらゆるものが気になります。

ものすごく遠くを飛んでる「鳥」とかまで気になるくらい。笑

めちゃくちゃ大きな画面・キレイなモニターでやってみることを全力でおすすめします。

ホグワーツレガシーは原作を知らなくても楽しめる?

原作を知らなくても十分、ゲームの中の魔法の世界は面白いです。

物語がちゃんとあるので、ハリポタ知らなくても大丈夫。

ですが・・ですが・・

やっぱり原作を知っているからこそ気づける仕掛けが盛りだくさんなのです。

途中で出会う、絵とかお店とか置物とか化石とか。

知らなければ、「はい、1つゲット」です。

が、知っていると、もう細かい説明の字まで読みますし、ちょっとズームアップとかして色んな角度から見ちゃいます。

「はぁぁあこれが、例のあの・・!」みたいな。

映画でももちろんいいです。

ですが、さらっとでも原作を読んでみたり、ゲームをやりながら読んでみたりすれば、もっともっと楽しめる気がします。

めちゃくちゃ便利な時代で、紙の本以外でも読むことができます。

しかもハリーポッターは「Kindle unlimited」や「Audible」といった読み放題聴き放題の対象になっているので、本を買ったりするよりずっと出費を抑えて読むことができます。

まとめ:ホグワーツレガシーは「つまらない」はもったいない

「ホグワーツレガシー」は、ハリーポッターの観光ツアーでもスタジオツアーでもありませんでした。

始めた瞬間、物語が動き始めて、そこら中にハリーポッターの魔法の世界が広がっています。

ハリーたちが感じたことを「追体験」しているような・・・そんな感じ。

物語を進めながら、博物館や美術館にいるような・・不思議な体験ができる「ホグワーツレガシー」。

このゲーム、最高です。

・・・たまにバグが出ますし、ロード時間がめちゃくちゃ長いですが、そんなの笑って許せるくらい。

最後の方はこのゲームを終わらせるのが寂しくなるくらい。

気づけば125時間やってました。

平均クリア時間20時間って・・。

もったいないんじゃないか??!!

時にはぼんやりと時間の流れていくホグワーツ城を眺めたり、箒であてもなく飛んでみたり。

ホグワーツの世界にどっぷり浸かる、幸せな時間を過ごしてみませんか?

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