USJのハリー・ポッターエリアに行ってみたいけど、大人が一人で行っても浮かないかな?と不安になっていませんか。
先日私も、30代後半にして初のひとりUSJを敢行してきました。
で、やっぱり楽しい…!
一人でも十分楽しめましたし、むしろ一人の方が同じところでぼーっとしたり、納得いくまで写真を撮ったりできるという発見もありました。
何よりUSJという場所そのものが、もはや一昔前のUSJではありません。好きなものを好きなように「推す」自由が許されている場所だと、一人で行って改めて実感しました。
とはいえ二人以上で来ている人が多いUSJの中に入っていくには、心の準備も必要ですよね。
この記事では、ハリポタエリアが気になるけど一人でUSJに行くなんて恥ずかしくない?と思っているあなたに向けて、実際一人で行った感想と、ハリポタエリアで楽しく過ごすためのおすすめスケジュールを紹介します。
【検証】大人ひとりでもUSJのハリーポッターエリアは楽しめる?
本当に大人一人で行って、USJのハリポタエリアを楽しめるのか、実際に行ってきました!
一番緊張するのは、電車から入り口を通り抜けるまで
一番一人を意識するのは、電車を降りた瞬間からUSJの入場ゲートを抜けるまで。逆に言うと、そこさえクリアしてしまえば後は「中で別行動なんです〜」っていう顔をしていればいいわけです。
というわけで、サングラスを装着。メガネ1つあるだけで気持ちが強くなるのが不思議です。

入場ゲートで勇気をもらう
この日、USJに到着したのは10時ごろ。

春休みが終わった平日なので、人はそんなに多くなかろうという予想に反して、まぁまぁ人がいました。
とはいえ春休みが終わったばかり。日本人より外国人の方が多い印象です。
手荷物検査を受け、入場ゲートへ移動。
チケットのQRコードをかざして入場です。
ここでクルーさんからお声かけ。
今日は初めにどこから回りますか?
と話しかけられて一気に肩の力が抜けました。
いざハリポタエリアへ‥!
ハリー・ポッターエリアの入り口に看板はありません
入場ゲートを抜けてアーケードの下に入り、道が二股に分かれるところで右側へ折れます。
スヌーピーなど可愛らしいエリアのお隣がハリーポッターエリアへの入り口なのですが‥

岩?石?笑
実はハリーポッターの映画に出てくる「ストーンサークル」です。イングランドとスコットランドではケルト人によるストーンサークルが有名なんだそう。
何の目的で作られたかは議論があるようですが、映画の中では、日時計としてハグリッドの小屋へと降りていく坂の手前に立っていました。
看板とかないので、知らないと「??」となるかもしれません。実際、不安そうに「こっちハリーポッターであってます?」と聞かれたことがあります。
ストーンサークルの向こうへ続く小道へ入っていきます。

耳を澄ませながら歩くと、聞こえてくるのは怪しげな音。

秘密の部屋に登場した、ロンのパパの車、中古のフォードアングリアが現れます!

ガタガタいいます。
そして視界が開けると、いよいよハリーポッターエリアのお出ましです。

お馴染みの「あの音楽」が聞こえてきます。
ホグワーツ特急が入り口でお出迎え。

ホグズミード村が広がります。外国人で賑わっておりました。

レストラン「三本の箒」でバタービール

今回のひとりUSJの最大の目標が、レストラン「三本の箒」に入ることでした。USJにもハリポタエリアにも何度も来ていますが、実は一度も入ったことがなくて。
というのも、レストランたがらがっつりご飯を食べないといけないと思っていたから。
実はバタービールだけでもいいんだと知ったのはつい最近のことです。
ちなみに中に入ってびっくりしたのですが、バタービールどころか普通のアイスコーヒーとかもありました。

ちなみに三本の箒からホッグズヘッドへも行けるという情報まではゲットしたのですが、どう繋がっているのかわからず。
悩みながらとりあえず入り口へ。おっかなびっくり近づいて、レジの列に並びます。

最近のUSJの困ったところは「モバイルオーダー」になったこと。列に人が全然並んでいなかったせいで、モバイルオーダーのためのQRコードの読み込みがうまくいかず、わたわた。
そしてWebブラウザのアプリの「位置情報」をONにしないと注文できない仕組みで、またわたわた。そうこうしているうちに、後ろからまさかの若者3人組が‥!!万事急須です、死んじゃう。
なんとか慣れてるふりを装って、レジへ辿り着きました。
50代くらいのクルーさんが、私が初めての三本の箒にどぎまぎしていることを見抜いて「初めてですか?」と声をかけてくれました。
そこでなんと…
奥のホッグズヘッド・パブが静かで私のお気に入りなんです
まじですか、ありがとうございます、ホッグズヘッドを探していたんです、なぜそれを??
バタービールをカウンターで受け取って、いざ店内散策へ…!
無事にホッグズヘッドを発見しました‥!!

三本の箒エリアもかなりの広さがあるせいか、ホッグズヘッドの店内には人がゼロで、貸切状態‥!!

天井が低く、ちょっと暗めな空間でしたが、一人客にはぴったりすぎる空間。私が写真と格闘している間にも一人のお客さんが2組ほどやってきていました。
私はバタービールだけでしたが、その方達はしっかりランチメニューでした。一人だとあれかな‥なんて思っていたのは取り越し苦労のようです。

カウンターの奥にはイノシシの頭が‥!しかもふごふごと鼻を鳴らしたり、ちょっと首を動かしたりします。

そして、いざバタービール!!!!
ですが…一人の場合は、というかめっっちゃ炭酸に飢えていない限り、マグカップ付きは鬼門です。甘いという前情報は知っていましたが、誰も書いていなかったサイズ感。
めちゃくちゃデカいです。450ml以上入るカップです。笑
やってしまった感はありましたが、やっぱり写真に撮ると雰囲気があって、いい!!!
入り口のクルーさんに教えてもらった小ネタ
一通り楽しんだかな、と思いつつ店内をうろうろしていたら、入り口のクルーさんが隠れた小ネタを教えてくれたので、慌てて逆戻り!!!

詳しくはこちらの記事でまとめていますが、クルーさんのおかげでしっかり楽しむことができました。
こういうやりとりができるのも一人で行くからこそ、かもしれません。
お土産ショップも写真スポット
外でしばらく写真を撮ります。人が多いのでこれがなかなか難しい。

一旦諦めてショップを見て回ることにしました。
そこでなんと…

奇跡の一枚。
「手乗りヘドウィグ」なるものがUSJで販売されていて、この日はグッズショップで店員さんが肩やらて手やらに乗っけてデモンストレーションをしてくれていました。
まぁ可愛い。
店員さんが、私が持っていたカメラを見て。
一枚撮っていきませんか?
というなり、店の真ん中に腕を向けてこの画角を作ってくれました。
一瞬の出来ごと、完璧なアングル。もう撮った瞬間にヘドウィグを連れて帰りたい誘惑がすごかったです。
ハリーポッターエリアにあるお店は、注目すべきは天井なのですが、あんまり素敵に撮る方法がわからず、素敵だなーーと思っているだけでしたが、奇跡の一枚、大満足です。
人が多いと上見てばかりだと危ないですが、箒がちゃんと動いていたりしますので、見ないと勿体無い!!

郵便局には郵便物がごちゃごちゃと積み上げられています。細長い包みは箒かしら…なんて想像が膨らみます。


上を見上げていると、クルーさんが声をかけてくれていろいろ教えてくれるのでおすすめ。
お店を出て、お城の方へ歩きます。

本日のホグワーツ城。
一人だと色々なところをじっくり見れるので、思った以上に短時間でも疲れます。
ここでエリアの外に出ます。
ショーを見て、大満足で帰路につきました。

私はここで力尽きましたが、アトラクションやショーもありますし、このエリアにはまだまだ楽しいことがいっぱいです。
USJは一人で行っても寂しくない場所
USJは一人で行っても寂しくないし、十分に楽しめる場所でした。
クルーが話しかけてくれる
一人で行ったにも関わらず、なんだか結構人としゃべったなという感想です。それくらいしっかりクルーさんが会話してくれました。
誰かと行った時よりもそう感じたので、一人で行った方がよりクルーさんからの神対応がもらえるのかもしれません。
一人で来ている大人もたくさんいる
実は一人で来ている大人もちょこちょこいます。
USJで大人気になっている、クロミちゃんとマイメロディーのショーがあるのですが、これなんかは若い女の子が一人で超長いレンズの一眼レフカメラを抱えて楽しんでいる姿をよく見かけます。
しかも、いわゆるマニアックな雰囲気ではなく、本当にごくごく普通の綺麗なお姉さんなんです。

そういう方たちを見ていると寂しそうなんて思いは出てこなくて、むしろ自分の好きなものを素直に追いかけていて「ちょっとかっこいい」と思いました。
私が「一人で行ってみようかな」と思った理由の1つでもあります。
他のショーでも結構年齢層高めな方が楽しんでいたりして、10数年前のUSJのイメージでいると、かーーなり変わっていると思います。
実際、ハリポタエリアの三本の箒でも一人で食事をしている同世代の女性(もしくは少し上?)を見かけましたし。
一人ではなくても、50〜60代くらいのご夫婦二人で楽しんでいる姿もよく見ます。
アトラクションをひたすらこなすという楽しみ方だけでなく、それぞれの楽しみ方が生まれているのが今のUSJで、これがおひとり様にも優しい環境を生み出しているように思います。
外国人が多いとあまり気にならない
元も子もない話ですが、外国人が多いとあまり一人でいることが気になりません。笑
平日は入場料が安いのもあって、日本人が少ない代わりに旅行中の外国人が増えているそうです。(なのでめっちゃ空いてる日みたいなのがない)
アトラクションに並ぶのはちょっと‥と思う方でも、前後を外国人に囲まれればあまり気にならないんじゃないかと思います。笑
効率よく一人USJを楽しむにはコツも必要!
とはいえ、一人で楽しむにはコツも必要です。
- 朝一番は狙い目
- ショーを活用
- シングルライダーを活用
簡単に説明しておきます。
USJの狙い目は朝一番の時間
USJの「実際」の開園時間は、公式に発表されている時間より相当に早いです。
9時半オープンで、7時15分とかに開園します。笑
7時15分に開園すると予想される日は、6時30分くらいに駅に着く電車で多くの人が順番待ちをします。
ここで45分待つことにはなりますが、そのぶん園内はガラガラ。
特に今は、早めに並ぶ人の狙いがドンキーコングやマリオカートがある「ニンテンドーエリア」に偏っています。
このエリア以外はガラガラ。
うまくいくと10時くらいまでに3つ4つのアトラクションを回れて、逆にちょっとやることなくなります。笑
みんな前しか見えてないので、入場してしまうと周りを一切気にしません。普段はゆっくり進む待ち列をずんずん早足で歩いてライドまで行く、みたいな形になるので、この時間に並んで入場するのはかなりおすすめです。
人のいないハリーポッターエリアを独り占めできるのもこの時間ならではの特典です。

ショーをうまく利用して勢いと休憩を
USJは「ショー」がすごいです。すごくなっています。道端でやっている出し物ではありません、れっきとした「ショー」です。
歌や踊りや、寸劇で楽しませてくれるので、まずはこのショーで元気と勇気をもらってテンションを上げるのも一つの手です。一人だとどうしても気後れしちゃう人におすすめ。

それから、特に暑い時期、寒い時期には「屋内のショー」も活躍します。
あまり目立たないせいか、私も最近になってようやく知ったのが「ユニバーサルモンスターズ・ロックンロールショー」。

入り口からは想像できないくらい、しっかりとしたホールにつながっています。
屋内のショーですし、歌もパフォーマンスも素敵。最前列などいい席で見たい人たちは結構前から並ぶのですが、会場が広いので、とんでもない混雑日以外はわりと直前でも入れたりします。(油断しすぎると締め切られます)
寒さ暑さを凌げるのもありがたいところ。ショーが始まる前の客席は暗めですし、そもそも1人でいることが目立ちません。
ちょっと休憩して、次の計画を立てるのにもぴったりです。
シングルライダーを活用する
アトラクションはシングルライダーも活用できます。
2人や4人がけのアトラクションは、後半になるとあまり時短にならなかったりするので、待ち時間はちゃんと確認しましょう。
シングルライダーの待ち時間はアプリに表示されないので、アトラクションの入り口まで見に行かないといけません。
まとめ
USJはひとりでも十分に楽しめる場所でした。
ちなみに私は、ディズニーランドやディズニーシーにも一人でチャレンジしましたが、難易度としてはUSJの方が優しいかも‥と思います。
正直、開園当初あたりのUSJの印象が強くて、若い子が多くて、乗り物しかない…みたいに思っていたので‥

一人なんて全体無理!
と思っていましたが、今のUSJは大きく変わっていました。
一番しんどいのはディズニーシーです。道幅狭いので意外と一人が目立って辛い。笑
一人で行ったら寂しいかな‥なんて思わずに、ぜひとも挑戦してほしいです!
▪️しっかり予習していくのも楽しむコツです!