ハリーポッターには「賢者の石」から「死の秘宝」までの7作品や「呪いの子」「ファンタビ」以外にも、関連本があります。
ハリーポッターの原作の中に出てくる「本」や「教科書」です。
本当はここに、エッセイ集という名前の「短編集」が3つあったのですが…
※エッセイ集は2024年7月31日に終売となりました。
エッセイ集3冊分の内容は、8月29日に新しく発売される電子書籍に収録されます。
今のところ確認できているのは英語版の出版で、日本語版の情報はありません。
特に、エッセイ集「ホグワーツ勇気と苦難と危険な道楽」は、とっっても良くて。
・・泣きました。
また、日本語版でも読めるようになったらお伝えしますね。
ハリーポッターの世界がまたしても広がる関連本を、読む順番とともにご紹介します。
- ハリーポッターの関連本について知りたい
- 関連本を読むおすすめのタイミングが知りたい
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ハリーポッターの関連本は6冊
ハリーポッターのお話の中に出てくる「本」、J.K.ローリングが執筆した短編を集めた電子書籍があります。
今回紹介するのはこの3冊。
吟遊詩人ビードルの物語、クイディッチ今昔、幻の動物とその生息地の3作品は、ハリー・ポッターの物語の中に出てくる「本」です。
「ハリーポッターの本」の中に出てくる「本」
ハリーポッターの物語の中で出てきた「本」を、実際に読むことができます。
どのシーンで出てきたか分かりますか?
吟遊詩人ビードルの物語
魔法界の子供たちなら誰でも知っている童話集が「吟遊詩人ビードルの物語」。
物語の最終段階に絡んでくる童話も、この本で読むことができます。
ちなみに・・15世紀の物語を「ハーマイオニー」が新英訳した本です。
こんなところにもたまらない遊び心が。
5つの童話が収録されています。
- 魔法使いとポンポン跳ぶポット
- 豊かな幸運の泉
- 毛だらけ心臓の魔法戦士
- バビティうさちゃんとペチャクチャ切り株
- 三人兄弟の物語
ハリポタを最後まで読んだ人は、あれ?これどこかで・・となるはず。
まだ読んでいない人はちょっと覚えていると、本編を読んだ時に「あ!!!!」ってなれます。
童話の後にダンブルドア先生のありがたい解説付き。
ものすごく独特なのですが、一度読むと忘れられない・・
まさに童話や昔話のような物語がつまっています。
ロンはこういうお話を聞きながら大きくなったのね、と思いを馳せながら読むのも楽しいです。
幻の動物とその生息地
ハリーが使っている「魔法生物飼育学」の教科書。
どこに出てくるか・・ぜひぜひ探してみてください。
う・・わ・・!!ってなります。
こちらは1巻の「賢者の石」から読み始めれば、わりとすぐ見つかるかも・・。
著者はニュート・スキャマンダー。
そう、ファンタスティックビーストの主人公です。
映画の第1作目でニュートが旅をしながらまとめていたのが、この「幻の動物とその生息地」。
ハリー・ポッターに出てくる魔法動物はもちろん、ファンタスティック・ビーストに出てくる魔法動物についても紹介されています。
魔法界の教科書ですから、表紙のポップさとは違って、中の絵はかなりリアル・・というか大人な感じです。
ファンタビに出てくる魔法動物達は、映画の中ではほんの一瞬しか出てこなかったりします。
あぁぁもっとそのぷよぷよした子、見せてくれ・・!!
挿絵のない動物達もいますが、どんな魔法動物なのかニュートに教えてもらうことが出来ます。
「幻の動物とその生息地」がフルカラーイラストになったのが、カラーイラスト版 幻の動物とその生息地。
これ、紙の本だとそりゃ紙の本なんですが、電子書籍で見ると、動物が動きます。
ちょっとの動きなんですが・・そうか電子書籍ってここまで来ているのか・・と感動してしまいました。
ハリーたちの落書きがある?
「幻の動物とその生息地」の口コミなどを見ていると、「ハリーたちの落書きがある」というコメントを見かけることがあるかと思います。
私も、どこかで見たな・・と思いながら「新装版」(↓)を購入し、「あれ??」となっていました。
実は、落書きがある版は、旧版なのです。
旧版のコンセプトは、「ハリーの教科書」です。
だから、ハリーたちの落書きがある・・ということなのだそう。
確かに表紙をみると、「ハリー・ポッター」と書いてあります・・!
この旧版、新品がほとんど見当たらないのです…。涙
→が、新品を見つけましたので比較してみました。
クィディッチ今昔 新装版
箒に乗ってゴールを奪い合う魔法界の大人気”スポーツ”が「クィディッチ」。
魔法界のスポーツライターが詳細を綴った本です。
ちらっと出てきた物語まで、実は何ページもの作品になっているのがJ.K.ローリングの凄さ・・。
ハリーポッターの世界がさらに広がり、深まります。
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エッセイ集全3巻※2024年7月に販売終了
電子書籍のみですが、キャラクターたちの本編では語られなかったストーリーが描かれる、エッセイ集3作品がありました。
・・ありました、というのは、2024年7月に販売終了となってしまったから。
キャラクターの背景や生い立ち、ホグワーツの秘密などが、J.K. ローリングによって詳しく描かれた電子書籍でした。
もともとは pottermore.com というサイトに、掲載されていた短いストーリーで、その中のいくつかが電子書籍として出版されたものです。
ちなみにpottermoreは現在ウィザーディングワールドというサイトに変わっています。
英語版wizardingworldには、J.K.ROWLING ARCHIVEというページがあって、そこにキャラクターなどのストーリーがたくさん掲載されています。
ただ・・これは英語のみ・・!多分。
日本語版をかなり探してみたのですが、見つかりませんでした・・。
エッセイ集は2024年7月31日で販売終了に・・
今すぐ日本語で読めるのは3つの電子書籍・・だったのですが、この3冊は、2024年7月31日に販売終了となってしまいました。
2024年8月29日には、この3冊分に加えて、新たにpottermoreに掲載されていた45のお話が電子書籍として発売されます。
Volume1,2に分かれていますが、Volume2は、読めなくなってしまった3冊分と同じ内容になるそうです。
ただし、いまのところ確認できているのは英語版のみです。
(2024年8月19日現在)
日本語版の情報が出ましたら、改めてお知らせしたいと思います。
・・ということで、今はこの関連本3冊を日本語版で手に入れることはできません。
だれあろう私自身が、購入しておかなかったことを死ぬほど後悔しています。
それでもやはり素敵な物語なので、それぞれどんな本だったのか簡単に紹介しておきます。
① ホグワーツ 勇気と苦難と 危険な道楽
3冊は読めないとしても、この1冊だけは絶対に読んで欲しい・・!
マクゴナガル先生とルーピン先生の過去からその後までが描かれます。
もう「物語」です。短編集の域を出ています。
切なくて・・涙がもう・・
「賢者の石」でマクゴナガル先生が、ハリーのクイディッチの能力を見抜きますよね。
あれ、不思議だなと思ったことありませんか?
いや、そう思わせないのがハリポタの物語なんですが、改めて問われたら、あれ?となる。
この瞬間やあの瞬間にもちゃんとマクゴナガル先生が積み上げてきた時間があるんです。
ファンタビでは若き日のダンブルドア先生とマクゴナガル先生が出てきます。
古くからずっと時代を共に戦友として生徒を見守ってきた二人の関係も描かれます。
ぁぁ書きながら、また熱いものが・・
② ホグワーツ 権力と政治と 悪戯好きの ポルターガイスト
物語の後半に出てくる「アンブリッジ」という魔女についてその生い立ちなどが描かれます。
これはこれで・・ううううってなりますが・・。笑
この本では、「ホラス・スラグホーン」について描かれています。
ハリーの目線から一度読んだ物語を、スラグホーンの目線から読むことが出来ます。
もちろんハリーの目線から見た物語のときには、一切見えなかった場面も。
スラグホーンという人物の厚みがぐっと増します。
「謎のプリンス」の読み方が大きく変わります。
さらに「スリザリン」という寮についてもそのイメージを大きく変えてくれました。
こんな短編で・・と思うくらいですが。
スリザリンに対する何か決めつけのような気持ちを抱いていて、それで当然・・みたいに思っていたことに気付かされるお話でもありました。
本当に、まだまだ完結しない物語です。
③ ホグワーツ 不完全 & 非確実
ホグワーツへの旅の始まりであるキングズ・クロス駅について、さらにホグワーツエクスプレスなどなど、ホグワーツにまつわるお話が語られます。
面白いのが「組み分け帽子」。
実は「組み分け困難者」という言葉があるんですって。
組み分け帽子を悩ませたキャラクターとは誰なのか・・・
さらに組み分け帽子の性格も。
そんな場面は物語に微塵も出てきませんが、この小さな物語が十分伸び切ったと思ったハリーポッターという物語に、さらに枝葉が伸びて花が咲く・・
そんなお話が詰まっています。
2024年8月29日以降は、こちらの「Volume2」で読むことができます。
(ただし、英語です…涙)
こうなったら、辞書片手に英語版に取り組むしかありません…。
日本語訳版が発売されるなどの情報があれば、またお知らせします・・!
ハリーポッター関連本はいつ読む?順番は?
もうすでにハリーポッター読んだよ、という人はもうどこから行ってもいいんですが、まだ読んでないよという人におすすめの順番はこちら。
ずらっと並べてしまったので簡単に解説してみます。
読む順番を簡単に解説
まずはハリーポッター作品の順番から。
全7作品です。
- ハリー・ポッターと賢者の石
- ハリー・ポッターと秘密の部屋
- ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- ハリー・ポッターと炎のゴブレット
- ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
- ハリー・ポッターと謎のプリンス
- ハリー・ポッターと死の秘宝
続いて「ハリー・ポッターと呪いの子」
ハリーの時代よりも最終巻から19年後の世界を描き、主人公はハリーの息子達。
ここまで読んだら関連本やエッセイ集も読んでおきたいところ。
エッセイ集はちょっとネタバレ要素が含まれているので(ものすごく気を遣われているのがわかりますが、それでも限界が・・)、本編を読んでからがおすすめです。
ハリーポッターの時代よりずっと以前のお話が「ファンタスティック・ビースト」。
ファンタスティックビーストのニュートが書いた本が「幻の動物とその生息地」です。
ハリポタだけでなくファンタビにしか出てこない動物達のお話もあるので、ファンタビを見た後がおすすめ。
著者のニュートについてしっかり見た後なので、より一層楽しめます。
■ファンタビとハリポタの映画の順番は(↓)
まとめ
20年以上前にハリポタの賢者の石を読み、その後発売されるたびに本を買って読んでいました。
が、関連本があることに全く気付かなかった私。
いやいやそんな短編じゃあ世界は変わらないよ、と思ってました。
なめてました、ハリポタを。
短編の一瞬で、見えていた世界がガラッと変わります。
こんなに色んなキャラクターの目線から人生眺めたら、自分がパンクするんじゃないか・・くらい、いろんな人生と感情がごちゃ混ぜです。
よかった・・・!というものから、悔しいな・・というものまでありましたが、それもハリーポッターという大きな世界のなかの一部なんですよね。
もっと早く知りたかった・・と思うと同時に、まだ新しい物語の一節を読めるのか・・!という歓喜も。
まだまだ隠された世界がある・・!という喜びを、味わってみませんか?
吟遊詩人ビードルの物語は、kindleunlimitedで読むことができます。
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本編と違って短いので、さらっと読めます。
そして読んだらまた、本編が読みたくなるはず。笑