ハリーポッターの映画に登場する、さまざまなものの「デザイン」をしたのが「ミナリマ」です。
あの「手紙」も、あの「絵」も・・あの「地図」も。
私たちのハリポタ
=「ミナリマ」
といっても過言ではない。多分。
そんな「ミナリマ」の店舗が、なんと「大阪」のど真ん中に!
お店の様子だけでなく、大阪に住んでいるからこそ分かる「アクセス」についてもお伝えします。
遠くて行けないけど、気になる!というあなたに、ネットでも買える「ミナリマの本」についてもまとめます。
↓この本・・すごいです。もう。
▪️2023年12月に開かれたトークショーへ行ってきました!
ミナリマとは?
ハリーポッター映画に登場するあれやこれやが「ミナリマ」のデザインです。
なので、1作品でも映画を見たことがあれば、ミナリマを絶対に知っています。
いや、むしろ見たことなくても・・
あれもこれも「ミナリマ」のデザイン
あれや・・
これや・・
「あの」家系図も・・!
ハリーポッターの映画だけでなくファンタスティック・ビーストでも、デザインを手がけているミナリマ。
私たちの頭の中に出来上がった「ハリーポッターの世界」は、ミナリマで出来ていると言ってもいいくらいなわけです。
改めて見ると、すごく可愛いとかキレイとか以上に、「不気味さ」や「不思議さ」が存分に混じった独特な世界観。
だからこそ、ハリーポッターの映画は、「子ども向けのファンタジー」に止まらなかったんだろうな・・と妙に納得してしまいました。
2人のデザイナーが組んだ「ミナリマ」
デザイン・スタジオ「MinaLima(ミナリマ)」は、2人のグラフィックデザイナーによるものです。
そもそも「賢者の石」の映画でタッグを組んだのがきっかけで、その後もハリーポッター全作でさまざまなデザインを手がけてきました。
ファンタスティック・ビーストのデザインも「ミナリマ」によるもの。
ミラフォラ・ミナとエドゥアルド・リマで、二人の名前から「ミナリマ」なんだそうです。
写真はトークショーの様子。
関連記事>>>2023年12月「ミナリマ」大阪トークショー!詳細と感想まとめ
ミナリマのギャラリーストアはロンドンと大阪の2箇所
ミナリマのギャラリーストアは、本国ロンドンと、なんと「大阪」にあります。
ミナリマ作品が展示・販売されるのが、「ハウス・オブ・ミナリマ-House of MinaLima™」の位置付けです。
ハリーポッターやファンタスティック・ビーストだけでなく、アリスや美女と野獣などのアートワークも。
ギャラリーと言われて、改めて納得。
びっしり詰まったデザイン豊かな小物。
そして華やかな色。
目がいくつあっても足りないし、目がチカチカ、くらくらします。
(いい意味で)笑
普通のお店で体験したことのない空間で、本当にここ大阪?ってなります。
大阪のギャラリーはいつまで?期間限定?
もともと大阪のギャラリーは2019年に1年間の期間限定で出店されたものだったそう。
ですが・・2023年の今も、大阪にありました・・!
ありましたよ、みなさん。
ミナリマ大阪へのアクセスは?
ミナリマ大阪は、いわゆる「ミナミ」と呼ばれるエリアにあります。
最寄駅は、地下鉄四つ橋線の「四ツ橋駅」
この駅からが一番わかりやすいです。
地下鉄御堂筋線の「心斎橋駅」からも10分くらいで着きます。
「なんば」の駅からも行けるのですが、「地下鉄千日前線」のなんば駅です。
御堂筋線にも「なんば駅」はありますが、わりと歩くことになるので、御堂筋線なら心斎橋駅のほうがわかりやすくおすすめです。
MINALIMA 大阪店
大阪府大阪市西区南堀江1丁目10−11 西谷ビル 2号館1F
営業時間 12:00~19:00
ハリーポッターは原作でも十分すぎるくらいに、はっきりしたイメージを伝えてきてくれます。
とはいえ、あくまでも素人・・しかも生粋の日本文化どっぷりな人間の中のイメージは、ふわふわした形のないものにすぎません。
「レストレンジ家の家系図」って言われて、あれ出てこないよ。
絶対、日本式の縦書き家系図イメージしてたよ。笑
「文字」で作りこまれた世界からイメージを立ち上げ、作り上げてくれたからこそ、「本当のハリーの世界」を目で見ることができた。
・・どれくらいの思いを込めているのか・・
こだわりを遥かに超える「すごさ」を、ミナリマ大阪で感じたので報告して行きます。
ミナリマ大阪でハリーポッターの世界にどっぷり
大通りから少しだけ入ったところに、突如「赤い」壁のお店。
ショーウィンドウには「マジックオブ・ミナリマ」の巨大本が。
どきどきしながらお店に入ると・・
入ってすぐに広がる、この景色。
奥の方にもう少しスペースがあるので、思っていたより広かったです。
そして、かなりスペースを開けて展示されているので、ゆったり見て回ることができます。
お店の一番奥から入り口に向けて撮影してみました。
もっときゅうきゅうかと思ってた。
ですが、机の上とか飾り棚の中は「きゅうきゅう」なのです。笑
このギャップがまた、いい。
ハリーポッターの「ミナリマ本」
「ミナリマ」本、と呼ばれるおしゃれすぎるこの本。
本屋さんで見かけたことがあるかも怪しいし、もちろん中見れないです。
が、そこは「ミナリマギャラリー」。
「見本」が普通に置いてあります。
日本語版と英語版の両方。
さらに「賢者の石」と「秘密の部屋」だけでなく、10月に発売される「アズカバンの囚人」まで・・!!
が、神々しくて、ちゃんとめくれない。笑
自分で買ってから家でゆっくり見たいというのもあって、薄目で見ました。笑
本
本の中の「仕掛け」が惜しげもなく公開されています。
本の仕掛けを「吊るしちゃう」って、発想がすごいな。
独創的すぎて、これだけではどのシーンかわかりません!笑
本をめくると、文字だけのページよりもイラストや仕掛けや、何かしらあるページがほとんど。
イメージする「仕掛け絵本」を超えてるんですが、共通の言葉がこれしか浮かばないことをお許しください。
でも、きれいなアートワークとして飾っとくというより、「遊び尽くしたもの勝ち」っていう感じがしました。
むしろ、小さい子に持たせてビリビリ・どろどろにされるくらいのほうが本が喜びそう。笑
実際、見本はいろんな人が触るので、ちょっとよれよれな部分があったりするのですが、それがまた、なんかいい。
繊細で緻密なのに、なんだか「どーん」としている。
ちょっと不思議な本だな・・と初対面して感じました。
英語版も日本語版も、文字は割と小さめだなという印象。
それくらいじゃないと、どんどん分厚くなるもんな。
これ、次の「炎のゴブレット」とかどうなるの?と余計な心配が頭をよぎったりします。
ハリーポッターやファンタビに関するグッズやアートボード
まず目に入ってくるのは、大きめの「アートボード」。
結構お高いです。
が、欲しくなるものばかり。
ポストカードじゃなくてこのサイズで欲しい・・と思わせる魅力がすごいです。
しかし、めちゃ高いので、ある程度買うことを念頭に行かないと、多分躊躇します。
ポストカードもたくさんありました。
絶妙におしゃれ。
大人の部屋にも飾れるおしゃれさです。
いや、むしろ・・扱いきれないくらいの・・。
レターセットやら、メッセージカードですら、こだわり尽くされ、もはや「展示」です。
動かしていいんかな??って不安になります。
お店の一番奥にはポスター。
もうオシャレすぎてどれが商品で、どれが展示品かわかりません。
ファンタスティック・ビーストのコーナーも。
店内の「装飾」がすごすぎる
商品は・・どれなんでしょう?笑
この棚全部ください!!って言いたくなるくらい、置いてあるもの1つ1つがものすごい雰囲気を持って向かってきます。
目が渋滞。
右側の棚の上に置いてある、オシャレなプレゼントの包装紙は、レストレンジ家の家系図をあしらったもの。
ラッピングペーパーとして販売されていました。
・・トランク・・!
こちらもただの装飾ではないのです。
椅子の上に乗っている「クッション」の「カバー」は売り物です。
ギャラリーらしい大物装飾も
細かな装飾だけではなく、大物も。
一番はやはり、レストレンジ家の「家系図」。
奥の壁一面に描かれています。
地下鉄の駅構内の巨大広告くらいでしか見たことのない大きさ。
探しますよね、そりゃ。
この家系図については、ハリーポッターよりも、ファンタスティック・ビーストの中で秘密が明かされます。
ダーズリー家の暖炉から吹き込んできた、入学許可証。
まるで、映画の中の一瞬を切り取ったみたい。
日刊預言者新聞も。
実際に、映画の中で使われた新聞です・・!!
想像以上に夢中になれた「ミナリマ大阪」
ちょっとハリーポッターのグッズが売っているところでしょ?と思ってました。
が、もう写真が止まらないし、写真を撮った後は、目が忙しすぎます。
とにかく生で見たい。
ちゃんと見たい。
細部まで見たい・・。
見逃しているところがありそうで、ずっとここにいられそうなくらい。
帰るのがもったいない。
それくらい、この空間の中に、1つの世界が作り上げられています。
それまであった嫌なこととか吹き飛びます。
意味わからないレベルのこだわりや作り込みを目の前にすると、人は圧倒されるんだなと。笑
ハリーポッターの映画の特典映像なんかで
「セットに入った瞬間、自然と魔法の世界に入り込めた・・」
みたいに俳優さんが言っていましたが、まさにこういうことなんだろうな。
「映画の」小物。
ではなく、もう多分どこか遠い国の人が使っていたもの‥って感じなのです。
「いくらで誰から買ったんですか?」みたいな。
それくらい、「人」の匂い、時間の流れ、積み重なりみたいなものを、1つ1つの装飾から感じられる。
小さな博物館、美術館・・いや、もうテーマパークくらいの。
これだけ空間が力を持っている場所って、なかなかないんじゃないでしょうか。
しかも、日本で・大阪で。
イギリスと魔法がいっぺんに押し寄せてくる。
どうぞうろうろしてください。
ゆっくりじっくり見て回ってください。
ぺろんと見て終わりではもったいないかも。
そしてきっと、また行っちゃう。笑
ミナリマ本、せっかくだからここで買おうかな・・。
ちなみに私の戦利品は、この日はまさかのゼロ。
もう、全部欲しい。
1つじゃなくて、空間丸ごと、壁一面。
でも、急にそんなことできるわけもなく。笑
受け止めるこっちにも力がいる。
それが「アート」ってことなのかしら・・なんて思った昼下がりでした。
いや、ぜひ、USJとセットで・・・!!
マジック・オブ・ミナリマ
とはいえ、大阪まで行けるかよ。
しかも場所がちょっと、中心から遠い。
ミナリマのデザインワークについてまとめられた本が出版されています。
ここまで、ギャラリーを見てきたあなたなら察しはつくと思いますが、本の中身もお行儀よく並んでないです。
まるで、そこから再び動いてきそうな。
そして・・情報過多。
『グラフィックデザインのすべて』・・だもんな。
10冊に分けても売れるって・・きっと・・!
それを詰め込むのが「ミナリマ」なのかしらと思わされる一冊。
重い、デカい、内容も重い。笑
でも、ハリーポッターの映画を、世界丸ごと楽しむためにはうってつけの1冊です。
ハリーポッターのミナリマデザイン版は3冊
ハリーポッターのミナリマデザイン版は3冊が発売されています。
「アズカバンの囚人」は2023年10月に発売されたばかりです。
どんな思いが込められているかは次の記事で。
美女と野獣など名作のミナリマ・デザイン本も
不思議の国のアリスや、美女と野獣といった「名作」も、ミナリマの手にかかれば・・。
ミナリマ”東京”ってどこにあるの?
ホームページには店舗としての記載がありませんでしたが、ハリーポッターのスタジオツアーの中に、ミナリマのショップが入ってます。
スタジオツアーの中のミナリマは、天井がめちゃくちゃ高いので、上の方に向かって装飾が施されています。
壁一面が、「ブラック家」の家系図になっています。
すごい迫力です。
ミナリマ大阪に比べると床面積は狭めですが、このごちゃごちゃっとした感じがたまりません。
アートプリントの販売も。
ここはグッズショップのエリアですが、中の展示エリアにもミナリマのコーナーがありました。
スタジオツアーの中のミナリマの店舗は、スタジオツアーのチケットを買わないと入れません。
そう考えると、無料で入れる「ミナリマ大阪」はかなり有難い存在。
USJと同じ日・・は難しくても、別の日にぜひとも行ってほしい・・!
まとめ
とにかく・・すごいの一言。
入った瞬間と出た瞬間の体温3度くらい上がってそうなくらい。
それまで考えてたり悩んでいたりすることが、一瞬で吹き飛びます。
で、夢中になってあちこち見た後、なんだか元気になっている。
ああ、きてよかったな・・と思っている不思議な場所です。
ただの「コンセプト・ショップ」とかではないです。
それくらい、この空間を作り上げるのに「賭けている」。
時間も、お金もだけど、なにより「心を込めて」、世界を作り出している。
これ、このスペースの広さでこんなに感動してるんですけど・・
スタジオツアーってこの比じゃないほどデカいんですよね?
・・感情どうなっちゃうんでしょうか。笑
※追記:大変なことになりました。笑
▪️関連記事
【感想】ハリーポッタースタジオツアー東京!原作ファンの感動ポイントとは
【写真解説】としまえん跡「ハリーポッター」ツアーのチケット予約方法
映画で何度も見て、SNSやホームページやブログで見ても、やっぱりその場に行かないとわからない空気感があるなと改めて実感。
ハリポタの俳優さんが感じた「リアルな魔法の世界」、見に行ってみませんか?
▪️ハリーポッターはもちろんですが、ファンタビはさらに「アート」が印象に残っている気がします。
ティナとクイニーがドレスアップして入る酒場の「絵」は、まさにミナリマ。
▪️ハリーポッターを見直してからがおすすめ