暗い?つまらない?成長しない?ハリーポッター小説を1,2巻でやめるともったいない理由

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暗い?つまらない?成長しない?

実際、当時中学生の私も1巻を読んだ時そう思いました。

うーんなんか・・長いな。

そんなにいい??って。

2巻くらいで諦めそうでした。

しかし・・

それじゃぁもったいない・・!!!

と昔の自分へも含めて声を大にして言いたい。

とにかく「騙されたと思って、最後まで読んでみて」と。

これはなかなかにもったいない。

なぜならまだ「伏線」でしかないから。

せっかく読んだ1巻・2巻の伏線。

そのままにしておいてもいいですか?

この記事では、ハリーポッターって・・

「なんかつまんないな、暗いな」

「1巻が一番面白かったよ」

なんてハヤトチリで、1・2巻だけ読んで辞めようとしている

または映画見たけどイマイチよくわからなかったというあなたへ向けて。

あとで後悔しないために、読んでおくべき理由を紹介します。

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目次

ハリーポッターを1、2巻で辞めるのはもったいない

まずは・・1、2巻で伏線を張られた・・

賢者の石、秘密の部屋の怪物

この2つの本当の意味、知りたくないですか?

っていうか「伏線」??

「え・・?」って思ったら。

さぁ続きを読みましょう。

ここでは、つまらない理由に挙げられていた・・

  • 繰り返し
  • 成長がない
  • 映画がイマイチだった

この3つを考えてみます。

ハリーポッターの1、2巻は「繰り返し」でつまらない?

ハリーポッターの1、2巻は同じ流れを持っています。

夏休みから学校が始まり、学期末に向けて事件が起こっていく・・という内容です。

7巻をのぞき、6巻まで確かに流れは同じなのですが、1、2巻は特にその流れが強く出ています。

・・で、「なんか繰り返しだな」

という不満・・というか「不安」が出てくるわけです。

そりゃそうですよね、1、2巻読み終わって、あと5巻ありますので。

しかもどんどん分厚くなって、時間もかかる。

不安になるのは当然です。

ですが・・・

1、2巻が面白かったなら、どうか騙されたと思って最終巻まで走り抜いてください。

なぜなら・・残念なことに、この1・2巻は全ての「伏線」です。

伏線だけですでに面白かった・・わけですよね?

そうすると、これが全て、これ以上は超えてこない・・となりそうですが・・

物語の「核」となる部分はまだまだ先。

ハリーポッターの「冒険」色が強いのは確かに1、2巻です。

冒険が「明るい」というか、まだ何も

まだまだ「小さなハリー」に、受け止め切れるだけの情報と謎が、きちんとコントロールされて与えられているんです。

コントロールしているのは作者・・ではなくて、「ダンブルドア」。

彼の不器用な愛情が、少しずつハリーと共に物語を進めていくんです。

っていうか、もう最後の最後まで引っ張りますからね。

1巻が一番面白い・・は、ちょっともったいないのです。

個人的には、一巻最高!!って思ってます。

一番好きです。

でも、1巻しか読んでない人の「面白い」とはちょっと違うかも。

魔法が始まる瞬間のダンブルドアと、マクゴナガル先生、ハグリッドのやりとりの全てが、最後まで読んだ後で読み返す。

すると、胃の底からゾワゾワっとするような、物語が始まるザワザワを痛いくらいに感じます。

ハリーポッターは「成長しない」から面白くない?

ハリーポッターは「成長しない」から

だから、面白くない・・なんて声がありました。

1、2巻のハリーは、11歳・12歳です。

人間ってそんな簡単に成長しないのです。

そうでしょう、私もそうです。笑

いつまで経っても変わらないし、過去の嫌なことをいつまでも覚えているし。

根に持つし。

どこかでひん曲がっていて、みんながいいというものを素直にいいと言えないとか・・ね。笑

ハリーは、1、2巻で魔法使いという本当の自分と、居場所を手にいれます。

自分が戦うべきものの、ほんのわずかな部分の片鱗を、ちょっと感じた・・くらいなわけです。「へぇ、ヴォルデモートか」くらい。

これが徐々に・・「ヴォルデモートって・・」となって行きます。

「怖い」という意識は共通していても、歳を重ねて行くについれて、怖さを感じる部分が変化していきます。

ゾッとする・・というか。

冷たさを感じる怖さ。

「わ、怖!!」と言える方が、全然楽・・みたいな。

ハリーポッターの1巻・2巻は、学校をピンチから救う小さなヒーローの冒険・・なのです。

ヒーローとはいっても、魔法界のピンチを救おうなんて大きな心意気があったわけではなくて。

ハリーにとって、唯一の居場所であって、どうしようもなく失いたくない「ホグワーツ」を、何としても守りたかった。

何よりも自分のために

そう考えると小さなヒーローの「勇気」の意味が理解しやすくなると思います。

そして、寂しさから友達とともに生きていく・・そんな「少年」の物語なのです。

が!!

ここからはギア入ります。

3巻で、「おおおお??」となります。

登場人物の心はますます複雑に、捻れ合って行きますし、「真実」も明らかになって行きます。

「本当は何が起こったのか」を知ることの大切さをめちゃくちゃぶつけられます。

「本当に起こったこと」よりも、「みんなが起こっていると思っていること」を真実だと思い込む。

そんな弱さが誰の心にもあるんだと思い知らされます。

魔法界の中にある、差別の意識や、選民思想的なものも浮き彫りになって行きます。

どうしようもない大人とかね。

大切な人への心ない言葉や、追い込まれている姿にハリーが触れることで、心が動いていく・・という感じでしょうか。

・・つまり。

1、2巻は序章に過ぎないのです。

大好きですよ、1、2巻。

そして、この1、2巻の面白さが全てだと思う、このミスリードも、作者の「巧さ」だと思います。

あまりにも巧いせいで、途中で離脱者を招くということもありますが。笑

1、2巻のちょろちょろした流れが、最終の7巻に向けて、たくさんの支流から合流した流れとともに、ぐわっと海へ流れていく・・みたいな。

もうね、これは体感して、全部読んで、その上で言ってください。

「つまらない!騙された!」と。

ハリーポッターの映画は見たけど、面白くなかった

映画は最終話まで見たけど、なんか展開がイマイチ・・

だったなら、余計に小説読んでください。

そもそも一字一句を文字にして伝えることができる小説と、言葉よりも「映像」で伝えようとする映画とでは、目指すところがだいぶ変わってきます。

説明できないことだらけなわけです。

さらに、映画は時間の制約がありますので。

あら?このきっかけはこの子じゃなくない??みたいなのがあります。

映画は映画で素敵です。

というか、映画で映像化されなければ、みんなの頭の中にあるハリーポッターはバラバラだったでしょうし、多分相当に「貧相」だったはず。

人の想像力には限りがありますが、それを「プロ」たちが徹底的に「現実」にしてくれたわけですから。

関連記事>>>
【マップで見る】ハリーポッターのスタジオツアー全体像

映画には感謝しかありません。

ただ、ワーナーがハリーポッターを原作に近い形で、今改めて「ドラマ化」しようとしています。

みんな同じように感じていたわけですね。

ハリーポッターを原作に近い形で、映像で見たい・・!!と。

物語の面白さや技巧としては、やっぱり映画より小説が圧倒します。

▪️違いについてもっと読む
>>>【作品ごとに比較】映画は見たけど本も読む?映画と原作本の違い

ハリーポッターが合わない人もいる、絶対

とはいえ、ハリーポッターが合わない人は絶対います。

絶対に。

ファンタスティック・ビーストの映画の特典映像で出てきた言葉なんですが。

ハリーポッターは「ヒーローの物語ではない」。

そうなのです。

結構みんな「どうしようもない」。

そういう「どうしようもない部分」を抱えながら、むしろその部分を着実に育てながら生きている。

そんな感じなのです。

だから、腹の立つやつがいるし、何こいつ!!ってなる。

・・なんか現実の職場みたい。笑

かっこいい完璧なヒーローではなく、「ハズレもの」がどこか共感を覚えるような人物ばかりなのです。

・・唯一完璧なのは、ハリーの母親である「リリー」でしょうか。

可愛らしくて、聡明で、才能がある。

でも、物語の中には、「誰か」の回想でしか出てこない不思議な存在。

何度も何度も名前が出てくるのに、他のキャラクターと違って、現実感が薄いんですよね。でも、「誰か」たちの心の中に確実に「存在している」。

不思議。

めちゃ強、完璧ヒーローの物語を期待すると、ちょっと残念な気持ちになりますので。

そういう場合は、他の物語へ・・・!!

という感じでしょうか。

でも・・どこかに抱えていません?

心のどこかに飼っていません?

小さくて、どうしようもない、自分。

みたいなの。

受け入れて、物語を楽しんじゃおうぜ・・!!

というのがこの記事の伝えたい全てです。

関連記事
>>大人が読むってどうなの?ハリーポッターが大人にこそ面白い理由と読み方

1,2巻の続きはどうやって読む?

もう一度ハリーポッターに挑戦しよう!となったら今は本当に選択肢がたくさんあります。

  • 紙の本
  • 電子書籍
  • オーディオブック
  • 英語版

紙の本もおすすめ

これから何度も読みそうなら、紙の本がおすすめ。

本も「普通」の本だけで4種類あるので、詳しくはこの記事で。

>>【2024年最新】ハリーポッターを本で読むならどれ?何冊ある?原作本の種類と違い・リンクまとめ

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オーディオブックなら何かをやりながら「ながら聞き」できます。

通勤中やお皿洗いながらでも聞けるので、ハードルは本を読むより低くなるかもしれません。

俳優の風間杜夫さんが、これ以上ないレベルで魔法界を展開してくれるので、なんだか本が引っかかってしまったな・・という人も、また別の感想を抱けるはず。

音にするとすごくしっくり来るので、もしかしたら声に出して読むことも大切にされているのかもしれません。

位置付けは確かに「児童書」ですからね。

>>【無料体験も】ハリーポッター原作の朗読はAudible(オーディブル)がおすすめ

翻訳が気になるなら、英語版も

日本語の翻訳が気になるなら、英語版もかなり身近になってきています。

1巻の第1章は公式サイトで読むことができます。

ハリーポッターの世界観をこれでもかってほど詰め込んだ装飾で、試してみることができます。

>>【無料お試し】英語版ハリー・ポッター「賢者の石」第1章をハリポタ公式サイトで

英語版もAudibleはおすすめです。

>>【体験談】英語でハリーポッターならオーディブル(Audible)の英語朗読が便利

まとめ

ハリーポッターの本のレビューを見ていて、「うわぁそうか・・そうよな」と思ったので、どうしても記事にしたくなりました。

だって分厚いし、大人になったらそんなにじっと座って本を読むわけにもいかないし。

そもそも大人がファンタジーかよ。

メンヘラかよ。

・・いやぁーもう、分かりますよ、言いたいこと。

で、それを全て受け止めた上で、一言。

いや、まぁ一回最後まで読んでみてよ。

今は、ハリーポッターの原作に触れるあらゆる手段があります。

サブスクサービスで読める・聞ける、見れる。

・・というわけで、もはやハリーポッターから逃れることはできません。笑

もう25年以上経つ作品なので、もはや「いっときの流行り物」ですらないですし。

不思議の国のアリスとか美女と野獣にケチつけることに意味がないように、楽しんでしまうのはいかがでしょうか?

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