概要:ハリー・ポッターと呪いの子を愛蔵版/特別リハーサル版で
2016年に、ハリー・ポッターの続編として発表された「ハリー・ポッターと呪いの子」。
「ハリー・ポッター」本編の7作品とは違って、舞台のために作られた作品なので、出版されているのは「舞台脚本」版です。
小説ではありません。
2016年に特別リハーサル版、2017年に愛蔵版が出版されました。
特別愛蔵版には、舞台上演のセリフが反映されたり、ハリーの家系図が追加されたりしています。
「脚本版」という特殊な形式ではありますが、情景描写などがしっかりしているので、読んでいるうちに場面が目の前に広がっていきます。
本のタイトルに、「第一部、第二部」とあるのは、ロンドンで上演されている「ハリー・ポッターと呪いの子」は2部制になっているからです。
東京公演も休憩を挟むので2部といえば2部なのですが、ロンドンは五時間超、東京は休憩込みで3時間40分とかなり短めです。
物語としてしっかり読みたい場合は愛蔵版や特別リハーサル版がおすすめです。
おすすめなのはこんな人
「呪いの子」愛蔵版/特別リハーサル版がおすすめなのは…
- ハリー・ポッターの物語が好き
- 舞台を見に行く前に予習したい
- ハリポタの翻訳者の訳が好き
ハリー・ポッターと呪いの子の愛蔵版/特別リハーサル版
特別リハーサル版
特別リハーサル版は、Amazonには在庫があるようですがそのほかでは「注文できない商品」となっています。
愛蔵版
愛蔵版については出版社のサイトにこう書かれています。
<愛蔵版>では、ジョン・ティファニーとジャック・ソーンの対話、ハリー・ポッターの家系図、年表が、新しく加わります。舞台上演の台詞を反映し、内容も少し改定されています。
静山社
舞台として観に行って初めて完成するのが「呪いの子」
本としても十分楽しめるのですが、舞台を実際見に行くと、この作品は舞台として観て初めて完成するんだ…ということです。
それだけで世界が完結する「小説」とは違って、演じ手や演出、そして客席の空気感があってこその「舞台」で、舞台脚本はその一部でしかありません。
お安い席でも十分楽しめるので、騙されたと思って行って観てほしい・・と思っています。
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