やめておけ?苦手意識克服にハリーポッターで英語の勉強が効く!

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ハリーポッターの原書に挑戦しようと初めてペーパーバックを購入したのは2020年10月でした。

そこからゆっくりゆっくり挑戦し始めて、はや5年が経とうとしています。

ずいぶん色々得たものがありましたが、なにより「英語が怖くなくなった」のが大きいです。情報を得るためのものすごい道具なんだなと思えたという感じでしょうか。

英語の作法も順番も何もかも無視しましたが、今でも「とりあえず挑戦」で正解だったと思っています。

ハリーポッターを英語で読みたくて検索をかけるのに、「やめておけ」みたいなのが並ぶのはやっぱり切なくて。(なんでハリーポッター読みたいのに違う本進められんといかんのだ‥。)

この記事では改めて、ハリーポッターで英語を勉強したおかげで起きた、最近の変化を紹介します。

▪️ハリーポッターを読むための本も決定版が発売されました。

著:クリストファー・ベルトン, 翻訳:速見陶子, 翻訳:渡辺順子

▪️挑戦を決めたときの話はこちら↓

目次

ハリーポッターが英語の勉強になっていたと実感したこと

字幕を見ながら英語を聴いていることに気づく

映画を字幕なしで見ることは長年の夢でしたが、それがちょっぴり叶いつつあることに気づきました。

それが映画「WICKED」を観に行ったときのことです。

WICKEDはちょうど大阪の劇団四季で公演が行われていて、私は2回観に行きました。

2025年に公開された映画WICKEDは、劇団四季の前半部分が描かれていて、構成や台詞回しなんかも割と同じです。

なので、字幕を見なくても大体ストーリーはわかる。

しかも映画のWICKEDは、映像がめちゃくちゃ綺麗。色使いが美しくいし、洋服や俳優さんの表情1つ1つが魅力的。

映像見ないともったいない!!という気持ちが圧倒的に優ったことで、あまり字幕を見る暇がありませんでした。

わからないところや、セリフが長そうなところだけ字幕を追いかけました。

で、気づいたら「英語ではこう言ってるのか、でも四季の訳し方はこうだったな、字幕はえらく違うのね」みたいに思っていました。

ちなみに妹も同じように劇団四季に行ってから映画を観に行ったのですが、「劇団四季の方が良かった」と言っていて、理由はどうやら日本語訳の違和感にあったようです。

劇団四季はもちろん全編日本語ですから、日本語に合わせて動きが作られますが、映画は英語に合わせて字幕をつけるので、もはや別物な時もあるわけです。

よく考えると当たり前なんですが、日本語と日本語の違いって結構気持ち悪い。笑

それが英語を注意して聴くことで、あんまり気持ち悪くなく、ものすっごく映画も楽しむことができました。

物語がそこまで複雑でないこともありますが(ミュージカル要素が多いので歌も多いですしね)、なんだか不思議な感覚でした。

英語のハリーポッター関連情報をキャッチできるようになった

特にハリーポッターは海外の作品なので、ドラマの情報やグッズの情報など、一番最初に発信されるのは当然英語でということになります。

日本語で誰かが翻訳するのを待たないといけないし、場合によっては伝えてくれないこともあります。

たとえばハリーポッターのグラフィックデザインで有名な「ミナリマ」さんのSNSは、海外のものと日本語のものがありますが、日本語よりも海外のものの方が情報が圧倒的に多いです。

2026年春に発売されるミナリマデザインの「星の王子さま」についても、海外用のアカウントで知りました。

「ここに何が書いてあるのか、今すぐ知りたい!!」という気持ちは何よりも強い動機になります。

すらすら分かるわけではないですが、何よりも抵抗感がなくなった、もっというと「怖くなくなった」という感じでしょうか。

なんでしょうね、日本人の心の底にある「絶対英語わかんない、怖い!!」みたいなやつ。笑

今は頑張ればなんとかなるかもしれない、ある程度!みたいな感じです。

▪️聞くことで起きた変化はこちら

英語を通して得られる情報量は日本語とは桁違い

古い洋書ならKindle電子書籍で無料で読める本がある

著作権の関係で、古い名作は電子書籍で0円とか100円でシリーズ全巻が手に入ります。

シャーロックホームズや赤毛のアンなど名作も!

最近知った一番の衝撃ですが、Kindle電子書籍で「オズの魔法使い」とかを探すと、「0円」となっていることがあります。

WICKEDを観てそもそもの原作が気になったのですが、日本語版だと数も多いし、集めるのが大変‥と思い、いっそ英語の原書はどうだと検索したら、このお値段が出ました。一瞬エラー?詐欺と思ったのですが、著作権が切れたものだということ。

確かに日本でも著作権が切れた本が「青空文庫」として公開されていますよね。

ただそういう日本の本ってまぁまぁ昔話級のお話たちで。(いや、いいんですよ、名作なんですよ、なんですが、どうも教科書感があって得意じゃないのです。)

一方、海外の作品であるシャーロックホームズやオズの魔法使いや、赤毛のアンなども0円とか100円とかで読むことができます。

しかも「全巻」。

シャーロックホームズにシリーズがあるのは有名かもしれませんが、実は「オズの魔法使い」には続きがあるし、赤毛のアンもアンが大人になり、さらには娘の代まで描かれます。

とりあえずkindleに保存

で、kindleの中が積み本だらけになっていますが、もう、ほくほくです。

そのうち「指輪物語」にも手を出したいと思っています。

もちろん書かれた言葉で読みたい!という気持ちも強いですが、最近はもっと切実な事情もあります。

日本語の本が‥高い‥!!図書館で借りると…順番待ち&古い

最近本がとにかく値上がりしている気がするのですが、気のせいじゃないですよね?

ハードカバーの単行本が一冊2000円くらいするとなると、気軽に斜め読みできません。

あんまりにも気の合わない本だと、怒りすらふつふつと‥。笑

買ったばかりの本を数ページでメルカリしたこともあります。

そして30年以上生きていれば、その分本が増えていくわけです。このまま適当に増やしていくと引越しが怖すぎるので、最近はちょっとセーブがかかっています。

さらに名作であればあるほど出版の年度が古すぎて、図書館で借りるともはや古書店レベルになっています。

もちろんありがたい制度ですが、色々気になるのも事実。

メルカリとか古本屋もあまりに古い本は不安です。

で、英語で読めればそんな問題は解決なわけです。

「英語ってすごくない?」と今更感じる私。笑

英語版サイトとの差は大!得られる情報の量が全く違う

例えばハリーポッターの「公式サイト」は、英語版と日本語版では圧倒的に情報量が違います。

英語版のサイトには、作者が書いたキャラクターなどにまつわる短いお話が掲載されていますが、日本語サイトにはありません。

以前はその一部を電子書籍として日本語で読むこともできたのですが、それも販売が終了してしまいました。

やはりハリーポッターは海外の作品なのね‥なんて悲しんでいる暇はありません。

この短いお話、短いから簡単なんてことは錯覚で、めちゃくちゃ読むのが難しいです。セリフもないし、私のレベルでは推測しながら‥みたいなことが通用しません。

英語がわかる人は知っているけど、英語がわからない人は知らない話がこんなところにもあると思うと、めちゃくちゃ悔しい。

日本語だけでなく、英語でも情報を得ることができるようになれば、日本語版の出版を待たなくても読みたい本が読めるかもしれないし、日本語に訳してもらわなくても最新情報に触れられるかもしれません。

日本語版が廃盤でも英語版なら新品が購入できる

これはブログを作る中で知ったことですが、ハリーポッターやファンタスティック・ビーストに関する公式の本がたくさん出版されていたこと。

1つは日本語版が手に入りましたが、もう1つは英語版です。

とんでもなく分厚い「ハリーポッター映画大全」。

日本語版は既に廃盤になりましたが、英語版は新しく改訂版が出版されていて新品が手に入ります。

文章は一生懸命解読する必要がありますが、イラストや写真などは新品がやはり美しい。

▪️もはや「図鑑」な本の紹介はこちら(↓)

全く0知識でハリーポッターで英語の勉強は確かに「やめておけ」かも

ただ全く0知識でハリーポッターを読むのは、なかなかハードルが高いかもしれません。

理由は単純で、どれが魔法の呪文でどれがキャラクターの名前か分からないから。

こればっかりは辞書引いても出てきません。

私は3巻まで読んだ後に待ち切れなくて、4巻の英語版を買ったことがありますが、これは正規の大失敗でした。笑

4巻が死ぬほど分厚い巻だったという不運を除いても、意味が分からなすぎる上に、ここで半端にお話を知ってしまうのが嫌で早々にやめました。

今も表紙をしっかり覚えているくらいの挫折体験です。笑

しっかり原作を読んだことがあって、登場人物や呪文や場所の名前がわかれば、それをつなぎ合わせるだけでも大体何を言っているのかがわかります。

特に「賢者の石」はまだお話の序盤なので。ただダーズリーとの夏休みのくだりは、話を知っているなら飛ばすのはありです。

お話の展開を考えると、めちゃくちゃ大事な部分ですし、後で読み返すとこの始まりの部分が一番わくわくするのですが、初見ではちょっと退屈なので‥。

子どもの頃、私がハリーポッターの世界にはまるのが遅れたのは、まさにここを越えられなかったのが原因でした。笑

全くゼロ知識の小説にも挑戦中!

そんなことを人に言いつつ、怖いもの見たさで全くゼロ知識の小説にも手を出しています。

先日買ったのがこちら。

海外の本ってどうキャッチしていいのか分からなかったので、ハリーポッターを出版したBloomsburyのSNSをフォローしていたら出てきたのがこの本でした。

で、Amazonで検索したら、ものすごく素敵なレビュー(日本語)があって、もはや読む以外に選択肢が浮かびませんでした。

ハリーポッターでは満足できない大人におすすめ‥!的なことが書いてあって、気になってしょうがないけどまだ読めていません。

まとめ

ハリーポッターで英語の勉強はやめておけ!というのが、どうも悲しくて、ハリーポッターだけで英語に触れ続けて5年の変化をまとめてみました。

順番にやればもっと良くなったんじゃないか?と思うかもしれませんが、私はそうは思いません。

中学も高校も、相当真剣に英語を勉強しましたが、何も読めないし、何も話せなかったから。

むしろ私の年から始まった大学入試でのリスニング試験のせいで、英語は「怖い」という感覚が身に沁みてしまいました。笑

そうなると、1つ1つ積み上げていこう‥とかになっちゃって、文法書は英単語の本を大量に買うわけですが、大人が動機なく勉強するのってめちゃくちゃ難しい!!!

仕事で使うとかなるとまた別の話だと思うのですが、30代後半の英語の勉強はこれくらいがちょうどいいのではないかと思っています。

積み本だらけなのでまだまだ時間がかかるかもしれませんが、英語で大好きな世界を紐解いていく‥そんな英語の勉強の仕方があってもいいのではないかと思っています。

▪️決定版が発売されました。

著:クリストファー・ベルトン, 翻訳:速見陶子, 翻訳:渡辺順子

▪️挑戦を決めたときの話はこちら↓

▪️お試しにはkindleもおすすめ

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