今まさに開催中のハリーポッターのクリスマスのプロジェクションマッピング。
これもUSJのハリーポッターエリア10周年を記念した期間限定イベントの1つです。
イベントそのものの開催期間は…
2024年3月15日(金)~12月31日(火)
各イベントで開催期間が異なるので、この記事では2024年の10周年記念イベントの概要と実際の体験談を紹介します。
私はこのイベントの1つである「デス・イーター」のショーで、USJのハリポタエリアの魅力にようやっっっと気づけた気がします。
「デス・・イーター??」と頭がモヤモヤでいっぱいのあなたに向けたちょこっと解説付きなので、イベントに参加する前にこっそり予習に役立ててくださいね。
ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター10周年
10周年を記念して、USJのハリポタエリアで4つのイベントが行われます。
- マジカル・クリーチャーズ・エンカウンター ~魔法生物との出会い
- ホグワーツ・キャッスルウォーク
- デス・イーター~ホグズミードの危機
- ホグワーツ・マジカル・ナイト ~ウインター・マジック
全くもって新しいイベントというわけではなく、長らく休止していた「キャッスルウォーク」が再開したり、魔法動物たちと会えるイベントが今年もありますよーという感じです。
さらにハロウィンにはデスイーターが登場し、クリスマスシーズンにはホグワーツ城にクリスマス仕様のプロジェクションマッピングが行われます。
(それぞれ以前も同じか似たようなものがあったようです。)
開催期間がそれぞれ決まっています。
一番期間が長いのが‥
2024年3月15日~
マジカル・クリーチャーズ・エンカウンター
終了が明記されていないので、今後も続くのかもしれません。
続いて長く休止となっていた「キャッスルウォーク」が復活します。
2024年7月15日~12月31日
ホグワーツ・キャッスルウォーク
さらに夜の時間帯に秋・冬の限定イベントが行われます。
こちらは期間限定なので要チェック…!!
どちらもホグワーツ城がプロジェクション・マッピングで彩られます。
秋が‥
デス・イーター~ホグズミードの危機~
2024年9月6日~11月4日
冬が‥
ホグワーツ™・マジカル・ナイト ~ウインター・マジック~
2024年11月20日~2025年1月5日
マジカル・ナイトは11/20のスタートを前に偶然見ることができました。
全てクリアしましたのでしっかりレポートします。
ハリーポッターエリアのクリスマスはプロジェクション・マッピング
正しくは、「ホグワーツ™・マジカル・ナイト ~ウインター・マジック~」というそうです。
夜のホグワーツ城にプロジェクションマッピングが映し出されます。
繰り返し何度も行われるようです。
ちらちらと雪が舞うような演出から始まります。
クリスマスツリーが浮かび上がります。
灯りが踊り出すような楽しい雰囲気に。
グリフィンドールのマフラーを巻いた雪だるまが現れました。
ホグワーツがクリスマスの装飾で彩られます。
本当にこれがきれい…!!
ここからは第4作品目「炎のゴブレット」のイメージが色濃く。
まずはボーバトンアカデミーの空飛ぶ馬車です。
よぉく目を凝らすと、お城の左下から右上に向かって馬車が飛んでいきますよ。
一転、ダームストラングのような空気に。
そしてなんといっても美しいのが、ダンスパーティーの様子。
そこからフィナーレまで、ため息の出てしまう美しさです。
このときは、11月20日の正式な開催の前だったので、特にショーやきっかけなどはなく、プロジェクションマッピングが始まりました。
正式開催では、みんなで呪文を唱えて点灯する…という流れのようです。
プロジェクションマッピングはどこで見られる?
私がこの写真を撮ったのは、ホグワーツ城の前の規制線の最前列です。
ちょうど、乗り物に乗る「門」の前、1mくらいのところに柵が建てられて、そこから後ろで見るという形でした。
乗り物に乗る人たちの動線の「後ろ」に立ち止まって鑑賞するエリアがある、という感じです。
で、お気づきの通り、柵の一番前から見ると、翼の生えたイノシシさんが主張してきます。笑
これはこれで、私は好きですが、ここは好みかと思います。
ホグワーツ・キャッスルウォーク
ホグワーツ城の中には入りたいけど、アトラクションには乗りたくない…!というときに嬉しいのが「ホグワーツ・キャッスルウォーク」です。
アトラクション、結構激しめですからね。
ポッケからスマホ落ちる感じです。
アトラクションと入り口は一緒なのですが、途中で「キャッスルウォーク」と「アトラクション」の並び列が分岐する場所があります。
中にたくさん人がいると、いったん止められて、待ち時間が発生します。
とはいえアトラクションの待ち時間ほどではありません。
アトラクションの待ち列もホグワーツ城の中を通りますが、どんなに長い待ち列でも微妙に動いてしまうため、写真を撮ったりじっくり装飾を眺めたりすることは難しいんですよね。
キャッスルウォークでは、後ろの人に気兼ねすることなく(追い抜かしてもらいましょう)、じっくり見て回ることができます。
中でも特に素敵な場所が2つ。
1つが肖像画たちが飾られた空間。
この場所の何がすごいって、天井を見てください。
ものすっっごく高いんです。
ハリーたちはきっとこんな景色を見たんじゃないだろうか…と素直に思える空間。
さらにじっと待っていると、肖像画たちがおしゃべりを始めます。
しっかりと耳を傾けてみてくださいね。
二箇所目はキャッスルウォークの終盤近く、ここはアトラクションの待ち列でも通る場所です。
アトラクションの場合は「さらっと」ですが、キャッスルウォークでは広めに通路が取ってあるので、しっかりと楽しむことができます。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人のおしゃべりを聞くことができますよ。
ハリーたちのすぐ後ろにある「扉」も開いたり閉まったりします。
そして会話も2パターンあるんだそう。
そういえばちょっと違ったな…、と私は後から知って「ぐは」ってなりました。
みなさんは2パターン聴いてくださいね!
そして何よりこの「雰囲気」を作り出しているのは照明のようです。
これがもうとんでもなく暗いのです。
最近のスマホは賢すぎるので、この真っ暗な中で撮ってもここまで加工してくれます。
ネットの写真などはこの雰囲気が多いと思いますが、実際はこうです。
…見えない!!
そう、部屋の端っこの方の装飾とかもう見せる気ないですか??って感じです。
そのくらい実際の雰囲気を重視しているのがUSJのハリーポッター。
▪️さらに詳しくはこちらの記事で(↓)
これは細部まできちんと「見せる」ことにこだわった東京の「スタジオツアー」と大きく違うところだと思います。
写真はスタジオツアー東京のダンブルドアの校長室です。
後ろの方までよく見ることができます。
デス・イーター~ホグズミードの危機~
2024年のハロウィンイベントの時期に開催された、「デス・イーター~ホグズミードの危機~」。
そもそもデス・イーターって何ですっけ?
そもそもデス・イーターが何だったかぼんやりな人へ。
デス・イーター「死喰い人」は、「例のあの人」ヴォルデモートの手先としてさまざまな悪事に手を染めた魔法使いたちのことです。
彼らはその左腕に「闇の印」を刻みこんでおり、ヴォルデモートがその印に触れると他の死喰い人たちにも伝わり、召集されます。
彼らが何か悪事を働いた後には、その家の上に「闇の印」が打ち上げられる。
魔法使いたちの間では、訪れた不幸を知らせる恐ろしい合図でした。
ハリーポッターの物語に初めて登場したのは「不死鳥の騎士団」のクィディッチ・ワールドカップの会場。
ヴォルデモート復活の前の「おふざけ」で行われた元デス・イーターたちの登場は、魔法使いたちにパニックをもたらします。
原作ではキャンプ場の管理人であるマグルの家族に魔法をかけて、晒し者にしていましたが、映画ではテントを焼き払ったりと相当派手にやらかしていました。
USJのデス・イーターイベントの体験談
普段のオレンジ色の灯りが灯るハリポタエリアの夜とは打って変わって、ホグズミードはかなり照明を落として暗く怪しげな雰囲気に。
ハリポタエリアの外ではゾンビが徘徊している時間なので、地続きで背筋がゾッとする感じです。
音楽も不穏。
ステージに現れたデス・イーター。
杖の指す先にはホグワーツ城があります。
ステージに背を向けて、お客さんが振り返ると・・
大きな蛇が…!
おおおと声があがりました。
「シャー」って言ってます、蛇。
すごい雰囲気。
そして、
闇の印が…
蛇語で何かを語りかける声が、エリア内に響きます。
このデス・イーターのイベントでは、時間になるとデス・イーターがホグズミードの中を行き交います。
このイベント中はホグズミード自体がかなり照明を落としています。
さらにデス・イーターの衣装はフードのついた真っ黒なローブに仮面なので、「あ、いた!」と思って後ろを向くともう姿を見失うという不思議な体験でした。
杖を持っているお客さんが、魔法をかけたりしていて(しかもそれが結構真剣なトーン)雰囲気抜群でした。
襲いかかってくるわけでも、ゾンビみたいに急な動きをするわけでもないのに、なんとも言えない怖さというか、ヒリヒリする感じ。
時折ステージにデス・イーターが現れて、短いショーを見せてくれます。
もう1つ、ステージで行われたショー。
すみません、魔法使い側だけですが。
ステージのお客さんの頭を飛び越えて、向かい側にあるホグズミードの建物の上にデス・イーターが現れるんです。
屋根の上のデス・イーターと、ステージ上の魔法使いが、我々の頭の上で魔法のやり合いを繰り広げてくれました。
ほかにも入り口入ってすぐのホグワーツ特急の前、さらに三本の箒の入り口前でもイベントが発生していました。
(そう、「発生」と言いたくなる感じ。笑)
次はどこ?!!とうろうろうろしてしまいました。
デス・イーターが魅せてくれたハリポタエリアの魅力
で、これは本当にすごかった…!
ステージだけではなくて、ステージの下にもデス・イーターが登場することで、ハリポタエリア全体が物語の世界に入り込んでしまいました。
見てる、ではなく、入り込んでる。
ハリボテでもセットでもなく、リアルな街並みが再現されているからこその、没入感なのだと痛感しました。
このエリア、すごい…!!
と、超今更ですね、すみません。笑
ちなみに2016年9月にもデス・イーターの登場するイベントがあったようです。
来年もあるといいな。
マジカル・クリーチャーズ・エンカウンター
魔法動物に会えるイベントは以前からときどき行われていました。
10周年期間に出会えるのは…
- ヒッポグリフ
- 二フラー
- ベビードラゴン
- ピグミーパフ
USJの『ハリポタ』今年でエリア10周年🏰
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) March 14, 2024
ヒッポグラフ&ニフラーたち魔法生物が再登場https://t.co/pqUkPAkd33#USJ #ユニバ #ハリーポッター pic.twitter.com/9Skq1al5TG
場所もまとめておきます。
ヒッポグリフ
エリア中央のステージ
二フラー
ふくろうの便局前
ベビードラゴン
ホグズミード駅の裏側の広場
ピグミーパフ
「ゾンコ™の『いたずら専門店』」
「ハニーデュークス™」と「三本の箒™」の間
ヒッポグリフ
ヒッポグリフとは頭が大鷲で胴体は馬の魔法生物。
3作品目の「アズカバンの囚人」でハグリッドの授業に登場します。
シリウスの逃亡を手助けしたり、何かと物語のキーになる存在。
とっても誇り高い生き物です。
結構、でかいです。
迫力あります。
ニフラー
カモノハシのようなモグラのようなウサギのような不思議な生き物。
きらきらしたものが大好きで、光るものを見つけると自分のお腹のポケットに入れてしまいます。
ファンタスティックビーストでニュートともに大活躍しますが、実はハリーポッターでも登場しています。
ハグリッドの授業の中で、二フラーに宝探しをさせる・・というのがありまして。
ハグリッドが埋めた金貨を、生徒それぞれが放った二フラーが探し出してきて、放した生徒の元へ持ってくる、というものでした。
USJならではの演出がにくいです。
布切れの下には・・
ファンタスティック・ビーストの二フラー!!!
荷物を食い破ってますが・・笑
キラキラぴかぴかしたものが大好きな二フラー。
荷物の中からネックレスをお腹のポッケに隠していました。
お兄さんが取り返そうと、ネックレスを引っ張ります。
やめてーーとばかりに阻止する二フラー。
このやりとり、一生見てられるくらい、たまらんかったです。
二フラーも可愛いけど、お兄さんがいいキャラすぎて・・笑
▪️ニフラーについて映画で復習!
ベビードラゴン
USJのハリポタエリアでは、ウクライナのアイアンベリー種の赤ちゃんに会うことができます。
実は6トンの重さになる最も大きい種類のドラゴンだそうです。
鱗はメタル・グレイで、目は暗赤色、爪は極めて長く凶暴である。
「幻の動物とその生息地」
お兄さんの一人芝居がちょっとシュールでめちゃくちゃいい味出しているので、ぜひ前の方で「スマホでしっかり写真を撮ってる」アピールしてみてください。笑
ドラゴンといえば、ハリーポッターの物語に何度も登場します。
最初は「賢者の石」。
ハグリッドが赤ちゃんドラゴンを育てることになるのですが、その入手先が…。
このときのドラゴン「ノーバート」はノルウェー・リッジバック種でした。
実は原作本では、映画には出てこない大活躍…もとい大冒険を見せてくれます。
ぜひぜひ原作を読んでから会いに行ってくださいね。
ハグリッドの気持ちが一層よくわかるはずです。
ピグミーパフ
ミニチュアの”パフスケイン”で、紫やピンクのもふもふ動物です。
従順な生物で、抱きしめられても放り投げられても文句をいわない。満足するとフンフンと口ずさむような低い音を出すので、世話も簡単である。
(中略)
何世代にもわたって魔法使いの子供たちに愛され、いまだにペットとして非常に人気が高い。
「幻の動物とその生息地」
原作では、ウィーズリーの双子の兄妹のお店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」で販売されていました。
「こっちは何なの?」
ジニーは、キーキー甲高い音を出しながら籠の底を転がっている、ふわふわしたピンクや紫の毛玉の群れを指差していた。
ハリー・ポッターと謎のプリンス
ジニーが籠の中に指を入れると、そこにわいわい集まってくる・・という何とも言えない可愛らしい生き物です。
ジニーの相棒になったのは紫のピグミーパフで、名前は「アーノルド」。
ふわふわな名前ではないせいか、今調べてびっくりしましたが。笑
原作や映画にめちゃくちゃ登場する訳ではないのですが、グッズ化されて「なんて可愛いんだ!」となりました。
キャストのお姉さんが、「ハリーポッターエリアに入ってすぐの「ゾンコのいたずら専門店」にいるよ」と教えてくれました。
うん、グッズの方が可愛いな!笑
ジニーとお揃いに1匹連れて帰りたくなるはず。
▪️ファンタビの主人公「ニュート」が書いた魔法動物たちの本も読んでおきませんか?
まとめ
USJで行われている「10周年イベント」の概要と体験談を紹介しました。
この記事を書くために色々とUSJのハリポタエリアについて調べていたのですが、どうも相当なこだわりを持って作られたエリアで、
建物の外装や内観はもちろん、世界観を壊すようなことをしないことが相当に徹底されているのだそうです。
ハリポタエリアのメインが「ホグズミード」だからなのか何なのか、私はどうも見方が分からず。
行ったはいいけど「うん」みたいな感じでエリアを後にしてきました。笑
どちらかと言えば、スタジオツアーの方がわかりやすいなと。
ですが、今回のデス・イーターで大きくイメージが変わりました。
入り込み方というか楽しみ方というか、「体験」というものの意味がわかったような気がしました。
この感動のまま、改めてハリポタエリアをしっかり「観たい」なと思っています。
そしてやはり「映画」の知識も大事だなと改めて実感…!
映画大好きさんは原作を、原作大好きさんは映画をしっかり観て挑みたいところです!