【小説】ハリー・ポッター原作本を読む順番〜全7作と続編「呪いの子」まで

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ハリーポッター原作本を読む順番とあらすじを解説した記事のアイキャッチ画像

ハリー・ポッターは原作本の読む順番は、発売順でOKです。

作品の順番は‥

※日本語版の出版年で記載

原作本はこの7作品で一旦完結します。

その後、ハリーポッターの続編として公表されたのは舞台作品です。

ハリー・ポッターと呪いの子(2016年)

こちらは舞台作品なので「小説」はありませんが、舞台脚本が出版されているので、舞台を見に行かなくても本で読むことができます。

最終巻から続く、ハリーたちのその後の物語に心奪われまくりな一冊です。

この記事では、ハリー・ポッターシリーズの「本」について読む順番と、それぞれの「あらすじ」と「おすすめポイント」も解説します。

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目次

ハリー・ポッター原作本全7作品を読む順番(あらすじ・表紙)

まずはハリー・ポッター原作本7巻のあらすじと、本のタイトル・表紙をまとめます。

①ハリー・ポッターと賢者の石(1999年12月)

「ハリー・ポッターと賢者の石」の本の表紙の写真

ハリー・ポッターの始まりの物語。

自分が魔法使いであることを知らないハリーが、自分がいるべき本当の世界へ足を踏み入れます。

ハリーの運命を変えてしまった「闇の魔法使い」ヴォルデモートの存在が、少しずつ魔法界に影を落とし始めます。

あらすじ

11歳になる主人公ハリー・ポッターは、自分が魔法使いであることを知りません。両親は早くに亡くなり、親戚の家で育ちますが、部屋は階段下の物置。いとこにいじめられ、友達もいないひとりぼっちのハリー。ときどき起こる不思議な出来事のせいで余計に肩身の狭い思いをしてきました。けれど11歳の誕生日の日、本当は自分が何者であるかを知ることになり・・。魔法学校ホグワーツでの1年目の物語です。

おすすめポイント

ひとりぼっちだったハリーが、自分の「本当の姿」を知り、大切な友達に恵まれ、徐々に強く・楽しそうになっていきます。全ての物語はこの第1巻から始まって行きます。「魔法学校」ホグワーツでの学校生活はもちろん魅力的。それだけでなく、ハリーが生まれるずっと前から始まっていた「運命」についての謎解きは、上質なミステリーそのものです。

②ハリー・ポッターと秘密の部屋(2000年9月)

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の本の表紙の写真

あらすじ

ハリーが自分が魔法使いであることを知り、ホグワーツで1年間を過ごした後の夏休みから第2巻が始まります。相変わらずハリーに冷たく当たる親戚「ダーズリー」一家。ホグワーツの友人からの連絡も途絶え、寂しい思いをしているハリーですが、いつの間にか大きな「陰謀」に巻き込まれ・・。ホグワーツが古くから続く「魔法」学校。その奥底に隠されている「伝説」と、ハリーはどんなふうに結びついていくのか。1年目よりさらに不思議が増していきます。

夏休みのシーンから既に魔法と謎が溢れます。

魔法使いの世界にもさまざまな考え方を持った人がいることが、徐々に浮かびあがってきます。

おすすめポイント

ただただ魔法の不思議さが光っていた「賢者の石」から一歩進んで、完璧に見えた魔法の世界の中にある「いびつな部分」や「暗い部分」が明らかになって行きます。魔法使いでない、「非魔法族(マグル)」だけでなく、実は魔法使いの中にも生い立ちに違いがあり、それを優劣と考える大人たちがいます。そんな大人の「差別」の意識は、子どもたちの中にも侵入して行き、ホグワーツの空気を少しずつ変えて行きます。

③ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2001年7月)

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の本の表紙の写真

あらすじ

なぜハリーは魔法使いの世界を離れ、ダースリーの家に預けられることとなったのか。運命が動き始めた「あの夜」の真実が10年以上経った今、ようやく明らかになります。何が本当で、何が嘘なのか、誰が味方で誰が敵なのか・・?「アズカバンの囚人」とは一体誰のことなのか・・?物語の展開に、ページをめくる手が止まらなくなります。

張り巡らされた伏線が回収され始めます。

タイトルの「アズカバン」とは魔法の世界の「牢獄・監獄」のことです。

おすすめポイント

前半で一番面白いのが3作目「アズカバンの囚人」です。当たり前に信じられてきた魔法界の「常識」や「歴史」に、実は別の真実があったとしたら。1作品目・2作品目でがっつり「常識」が埋め込まれた頭で読んでみてください。原作者J.Kローリングの策略にどっぷりはまれるはず。

④ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2002年11月)

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の本の表紙の写真

ホグワーツはイギリスの魔法学校ですが、実は世界にはたくさんの魔法学校があり、魔法使いがいます。

魔法学校3校が集まって行われる対抗試合にさまざまな思惑が絡んでいきます。

あらすじ

ホグワーツ以外の魔法学校や、イギリス以外の魔法使いの存在が明らかになるのが第4作目。魔法界の「ワールドカップ」の観戦から始まります。もちろん種目はサッカーではなく、箒に乗って戦う「クィディッチ」。さらに学校では、3つの魔法学校が集まり「トライ・ウィザード・トーナメント」が始まります。優勝杯を目指して、各学校の代表選手が魔法の知識や技術、勇気をもって、無理難題に挑むのですが、ハリーもその渦の中に巻き込まれて行きます。当たり前だと思っていた存在との「すれ違い」も・・

ハリー・ポッターの魔法の世界がさらに広がりと厚みを増す4作目です。

おすすめポイント

これまで3作品で魔法学校が「ホグワーツ」だけのお話・・と思っていたら、まさかのワールドカップに3校の対抗試合・・と、最初から裏切られる展開。ハリーと共に魔法の世界の広さに驚かされることとなります。謎やミステリーの面白さは引き続き。もう1つ、3作品目までに降り積もってしまった、ちょっとした感情のすれ違いともつれも。物語の深さと、ハリーたちキャラクターの織りなすやりとりが楽しめます。

⑤ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2004年9月)

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の本の表紙の写真

あらすじ

「闇の魔法使い」ヴォルデモートと本格的に対峙することとなった魔法界。「不死鳥の騎士団」が「再び」組織され、ヴォルデモートとの戦いに備えます。けれど一枚岩になりきれない魔法界で、第4巻で抱えた傷も癒えないまま、ハリーは辛い立場に立たされます。そんな状況の中で、自分たちの手で何かを変えようと、もう一つの「小さな騎士団」も動き出します・・

大人になっていくハリーの苛立ちや、既に大人の魔法使いの大人になれない部分など、人間模様が複雑になっていきます。

おすすめポイント

ヴォルデモートの復活によって、魔法界はどう変わるのか?もちろん一斉に対策をするのだ!と言いたいところですが、現実と同じように「平和」を失うのを怖がる魔法界の統率者たちの取った行動は・・「魔法」というファンタジーを扱っているように見えて、ハリーポッターに漂うものすごい現実感は、正義に染まりきれない「人間臭さ」みたいなところにあるのだと分かる第5巻。ただ、抑圧されて小さくなるのではなく、自分たちで出来ることを探していこうと立ち上がるハリーたちの姿に勇気をもらえる作品です。

⑥ハリー・ポッターと謎のプリンス(2006年5月)

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」の本の表紙の写真

物語は「闇の魔法使い」ヴォルデモートの核心に迫ります。

あらすじ

ハリーの夏休みは、ホグワーツの校長「ダンブルドア」との旅から始まります。ヴォルデモートが唯一恐れる「ダンブルドア」は、ハリーに何を伝えるのか。そして、闇の魔法使い「ヴォルデモート」はどう生きてきたのか。その恐ろしさの根本に迫っていきます。そして、ヴォルデモートから重責を与えられたある人物は、どう動くのか。物語の終幕に向けて全てが大きく動き出します。

おすすめポイント

第5巻で魔法が抑圧されたのに対して、第6巻はそれを取り戻すかのように最初から魔法だらけで始まります。ヴォルデモートが「恐ろしい」魔法使いである理由が明らかになって行きます。同時に、これまで伝えられなかった事実が少しずつ語られ始め、物語はますますハリーだけのものではなくなります。当たり前ですが、立派に見える先生や大人たちにも子どもの頃があり、若い頃があります。それぞれが抱えた痛みや思い、願いが少しずつ明らかになります。

⑦ハリーポッターと死の秘宝(2008年7月)

「ハリー・ポッターと死の秘宝」の本の表紙の写真

あらすじ

ハリーたちはホグワーツ魔法学校を離れ、託された思いとわずかなヒントを頼りに飛び回ります。頼りになる存在も、大きな力もない、ハリーたちにヴォルデモートはあらゆる形で揺さぶりをかけてきます。近しい誰かを思う気持ちや、近い存在だからこそ生まれる嫉妬。ハリーを守っていたものがなんだったのか分かる時、「叶わなかった願い」が胸に迫ります。

おすすめポイント

真っ白な地図から米粒を探すような、当てのない旅が始まります。当てがなさすぎて、いつの間にか嫉妬や悪意に飲み込まれそうになったり、すれ違いが生まれたり。それでも繋がっていく絆に心が震えます。ハリーポッターにはたくさんの「大人」が登場します。この大人たちは子どもたちの「添え物」ではなく、それぞれがその人生の長さの分、複雑な思いを抱えていたりします。大人になってから読むと、子供の頃は気にも留めなかった登場人物の小さな仕草にも、思いを巡らせてしまいます。

ここまで原作本は、ハリー・ポッター全7巻を一番最初に発売された装丁である「上製版」(一番重くて、一番上等)で紹介しました。

…が、実は「ハリー・ポッターの本」と一言で言っても、装丁や大きさ、巻数などさまざまなバージョンが発売されているのです。

本の種類でどれを買うか迷ったらこちらの記事(↓)へ。

次は、ハリーポッターの関連作品をまとめます。

続編「呪いの子」はハリー・ポッター原作本7作品の後

「ハリー・ポッターと呪いの子」の本の表紙の写真

ハリー・ポッターシリーズは「死の秘宝」までの7作品で完結します。

ですが、その後を描いた作品、正式な「続編」が存在します。

それが「ハリー・ポッターと呪いの子」です。

⑧ハリー・ポッターと呪いの子(2016年)

ハリーポッター最終巻「死の秘宝」のラストシーンには大人になったハリーたちが登場するのですが、そこから始まるのが「呪いの子」の物語です。

7巻から続けて読むと、ボーナスステージみたいに楽しめます。

あらすじ

ハリーポッターと闇の魔法使いの戦いから19年後の世界が描かれます。子どもだったハリーやロン、ハーマイオニーたちは大人になり、結婚して、それぞれに子どもがいます。主人公はハリーたちではなく、彼らの幼い息子たちです。ハリーの息子とドラコ・マルフォイの息子が友情を結び、ハリーたちが「置き忘れてきたもの」に引き寄せられ、消えたはずの闇の「影」に巻き込まれていきます。「タイムターナー(逆転時計)」を巡って、過去や未来、現在を行き来する物語が、ハリーやその子どもたちに何を伝えるのか、本当に大切なものに気づかせてくれる、8番目の物語です。

おすすめポイント

ハリーは両親を失い、親戚の家で1人ぼっちで過ごして来たため、ホグワーツは自分の家であり、大切な居場所になりました。私たち読み手も子ども心にホグワーツに行けば幸せになれるのだとワクワクしていた気がします。そこに、ガツンと疑問を投じてくるのがこの作品です。ホグワーツは誰にとっても居心地のいい場所だったんだろうか、ハリーにとって、そして読み手の私たちにとって「素晴らしい場所」だった、「ホグワーツ」が別の視点を通してみると、新しい表情を見せ始めます。闇の魔法使いを倒した後も続く日常の中で、大人になったハリーはどう自分の人生と向き合っていくのか。もちろん「魔法」は引き続き魅力的ですが、そんな人間臭い物語も同時に感じられるのがこの物語。

ただ現実を映したような厳しさだけでなく、作者の登場人物たちへの優しさがにじむシーンも。救われない現実と、救われるもう一つの世界と。冷たさの中に感じられる温かさに置き忘れていた悲しい思いが報われます。

物語の先で、登場人物が生きていたことを教えられるような、そんな不思議な感覚を抱かせてくれます

ハリー・ポッターのシリーズと合わせて読むことで、本編も、そしてこの続編もより深みを増します。

読まないともったいない一冊です。

▪️「呪いの子」の本についてはこちら(↓)

「呪いの子」は舞台作品で映画にはなっていない

ハリー・ポッターと呪いの子は、舞台作品なので映画はありません。

東京・赤坂のACTシアターは、現在この舞台を上演するため「だけ」の劇場に改修されています。

脚本だけでは完成しない、舞台あってこそなのだ‥!と見て初めて分かるのがこの「呪いの子」です。

目の前で魔法が繰り広げられるのが、本当に不思議。

映画とは違った感動があるのでぜひ見てほしい‥!

ディズニーとかUSJのショーが好きな方には、特に魅力的な舞台だと思います。

ハリー・ポッター原作小説を読む方法

ハリー・ポッター作品に触れる方法は、もはや「紙の本」だけではありません。

  • 紙の本
  • 電子書籍
  • オーディオブック

紙の本は文庫や用途に合わせて選べる

紙の本も、文庫やハードカバー、フリガナの多少などが違う版が出ているので、年齢や読む場所などに合わせて選ぶことができます。

ちょっと変わった「ミナリマ版」や「イラスト版」というのもあって、こちらはコレクションやプレゼントにもおすすめです。

サブスクを上手に活用する

ハリーポッターの読み方は「紙の本」だけではありません。

電子書籍やオーディオブックでも読む・聴くことができます。

さらにいいのは、大ベストセラーとは言え、もう20年以上前の作品になるので、電子書籍やオーディオブックの「サブスクサービス」の広告塔的な存在になっています。

本で買うと全巻揃えるのになかなかの金額がかかりますが、サブスクは上手に活用すると、かなり出費を抑えて読むことが出来ます。

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【まとめ】ハリー・ポッターの順番は発売順に読む

ハリー・ポッター原作本は発売順に読めばOKです。

作品の順番は‥

賢者の石は本が発売されたのも、映画が公開されたのも20年以上前の話。

ですが、ファンタビは5部作が予定されているので、これからまだ新しい作品が2作品出てきます。

さらには、今後小説を忠実に描いたドラマ版が制作されることが決まっています。

ドラマ版では映画では描ききれなかった部分も時間をかけて描かれるのだとか。

スタジオツアーがオープンしたり、ゲームの発売があったり、舞台やタリーズとのコラボがあったり・・

まだまだ終わらない・広がり続けるハリーポッターの世界へ出かけてみませんか?

本を読んでから映画を見ると、また違った味わいがあります。

▪️どれを買えばいいか迷ったら

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